今日は「ロスト」です。先日ご紹介したABC局の人気ドラマが集まったプロモなんですが、実は何パターンかあってそのうちの1つに「LOST」に出演していたチャーリーこと、ドミニク・モナハン(Dominic Monaghan)が!!「グレイズ・アナトミー」のデレクことパトリック・デンプシー(Patrick Dempsey)と新ドラマ「Cougar Town」からコートニー・コックス(Courtney Cox)、さらには「Modern Family」からエド・オニール(Ed O'Neil)がドミニクと一緒にプロモに出てます。
でねでね、デレクがYou're so dead! ってチャーリーに向かって言っているんですが、それに対するチャーリーの答えが、Actually I was. なのー!! was ってどういうことー!?!?「実は死んでたんだ」って過去形になってるってことは、もしかしてチャーリー、「ロスト」に戻って来るのー!?!?だとしたら超嬉しいんだけどー。期待せずにはいられません。
ちなみにコートニー・コックスが出演するドラマ、「Cougar Town」のCougar っていう単語。スラングなんですけど、「30代、40代くらいの自分よりもだいぶ年下の男性をハントする魅力的な女性」っていう意味。元々はネコ科のピューマとかそっち系の動物の名前らしいんですけど、その狩り(Hunt)をするイメージから来ているんでしょうねー。今31歳のアシュトン・カッチャー(Ashton Kutcher)と結婚した今46歳のデミ・ムーア(Demi Moore)とか、8歳年下のジャスティン・ティンバレーク(Justin Timberlake)とお付き合いしていたキャメロン・ディアス(Cameron Diaz)とかがその代表格かな。最近よく聞く単語なので、一応ご紹介。ま、スラングだし知らなくても全然問題はない気もします(笑)。
ということで今日は「ロスト」から下の動画、1分18秒辺りのこちらのセリフです。
"Just because two people love each other doesn't always mean they are supposed to be together."
幼き日のジュリエット(エリザベス・ミッチェル)が両親から離婚をすることになったの、と告げられているシーンです。そこでジュリエットのママが「あなたたちにわかって欲しいのは、パパとママはまだ愛し合っているということよ」(We need you to understand that your father and I, we still love each other.)と言った後に今日取り上げたセリフを言っています。
注目したいのは、be supposed to ~ の部分です。これで「規則や慣習、取り決めなどによって、~することが期待されている、必要とされている」とか「一般的に~するものであると信じられている」とかいう意味になる表現です。ただ文脈によって意味合いが色々変わってくる表現なので、今書いた日本語訳だけが適当、というわけではないと思います。
このママのセリフはちょっと長くてわかりづらいかもしれないので、They are supposed to be together. の部分だけに注目して意味を考えてみると、「彼らは一緒にいるべきである」とか「彼らは一緒にいることを期待されている」という感じ。文章全体の意味を見ると「ただ2人がお互い愛し合っているからといって、必ずしもその2人が一緒に居ることになっているというわけではないの。」っていうような感じになると思います。
これを受けて、What if you are supposed to be together? (もしパパとママが一緒にいるはずの2人だったら?)ってジュリエットが聞いていたり、大人になったジュリエットが2分42秒辺りで、Just because we love each other, it doesn't mean that we are meant to be together. Maybe we were never supposed to be together. (ただ私たちが愛し合っているからといって、私たちが一緒にいる運命だというわけじゃないわ。たぶん、私たちは一緒になってはいけなかったのよ)って子供の頃には受け入れられなかったけど、オトナになったらわかるわ、ってママに言われたのと同じことを言ったり、この動画にはいくつかこの表現が使われているので合わせて確認してみてくださいね。
あー、なんかちょっと難しくなっちゃったので、もうちょっと簡単な例を。「Lの世界」から40秒辺りです。
チャリティのダンス大会に参加しているいつものメンバー。アリス(レイシャ・ヘイリー)とベット(ジェニファー・ビールズ)はそれぞれパートナーと参加しているのですが、2人とも競争心むき出しです(笑)。「あの2人(ティナ(ローレル・ホロマン)とベット)、マジだよ。コスチュームまで着て!」(They’re serious. They have costumes!)というアリスに対して、アリスの彼女ターシャ(ローズ・ローリンズ)が言っているのが Wasn't this supposed to be fun? です。これは「これって楽しむためのものじゃなかった?」って感じかな。「本来~するはずだった」みたいなニュアンスかなーと思います。ま、アリスは「楽しむ!?冗談でしょ!!」(Fun!? No!!)って言ってますけど(笑)。こういうアリス、大好き☆
もう1つ「Lの世界」から59秒辺りです。
旅行に来ているシェーン(キャサリン・メーニッヒ)、ジェニー(ミア・カーシュナー)、カルメン(サラ・シャヒ)は3人同部屋。部屋に入ってみると、小さい部屋。そこでカルメンが言っているのが、I thought we were supposed to have a suite. というセリフ。ここは「私たち、スイートに泊まれるのかと思ってた」って感じ。「~することになっている」みたいな感じかしら?
ちなみにこの後のカンファレンスシーンで、ジェニー役のミアとシェーン役のケイトが飲んでいるのはリアルにアルコールなんですよねー(笑)。仕事中ですよー!!って感じですけどね。
ちょっとイメージつかめてきましたか?さらに「グレイズ・アナトミー」からもう1つ。1分52秒辺り。ちなみにこの動画、5分から後ろくらいでシーズン5のビッグなストーリーラインがかなりネタバレしているので、知りたくない人は該当シーンだけ見てそれ以降は見ちゃダメですよー!でもシーズン5、どうなってるのー!?気になるから見ちゃえ!っていう人は見たら「おぉっ!」と思うかも。
お付き合いを始めたカリー(サラ・ラミレス)とアリゾナ(ジェシカ・キャプショー)。初デートに四つ星レストランに行った翌日、アリゾナが「昨日は何がいけなかったの?」(What went wrong last night?)ってカリーに聞いてます。「今忙しいのよね」(I’m kinda busy here Arizona.)って話をそらすカリーですが、アリゾナはさらにたたみかけてます。
We went out to a 4 star restaurant, best in Seattle, it was supposed to be fun, romantic, but then you ordered a salad when they make the most delicious French food and then you picked at it, barely spoke to me and then bolted. What went wrong? I mean did I do something?
これも「Lの世界」で取り上げた例とほぼ同じ表現ですね。意味的には「楽しいはずだった」です。そのはずだったけど、実際には楽しくなかった、っていう意味も含まれてます。文章全体としては「四つ星レストランに行ったのよ。シアトルで一番の。楽しくて、ロマンティックになるはずだったのに、一番おいしいフレンチを出すお店であなたがオーダーしたのはサラダ。ほとんど話もしないし、それだけ食べて大急ぎで帰っちゃって。何がいけなかったの?私、何かした?」って感じですかね。カリーはアリゾナとお付き合いをしていることで、父親からの資金援助を止められちゃってお金が全然ないんです・・・。だからサラダしか頼めなかったんですけどね。
ということで、この be supposed to ~ の形ももうほんとに超超よく出てきます。文脈によってちょっとずつ意味が変わったりもするけど、こうやって使われる例を色々見ていくとだんだんどういう状況で使うのかってことがわかってくると思います。これは日本語で意味を考えるよりも、英語のニュアンスをつかんだ方が良いかも、と個人的には思います。今日取り上げた動画の他にも、過去に取り上げた動画にも、これから取り上げる動画にもいっぱい出てきていると思うので、他の動画を見る時もちょっと気にしておくと耳に引っかかってくると思います。是非バッチリ覚えておきましょう!!
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