2009年6月18日木曜日

I'm super flattered.

今日は「グレイズ・アナトミー」です。どうやらジョージ役のT.R.ナイト(T.R.Knight)の降板が決定的だと報じられている今日この頃。そうかー、うーん、残念・・・。まぁそう聞いてはいたけど、ジョージのキャラクターってとっても貴重だったのになぁ。私はわりと好きなキャラクターだったので寂しいです。代わり、にはならないかもしれませんが、シーズン5にアリゾナ役で出演していたジェシカ・キャプショー(Jessica Capshaw:上の写真)はレギュラーキャスト入りだそうです。これ、朗報!シーズン5ではサラ・ラミレス(Sara Ramírez)演じるカリーとアリゾナがいい感じだったから、これでイマイチ恋愛に恵まれていなかったカリーにも春が訪れるのかな。カリー、好きなのでそれはちょっと嬉しい☆

ちなみにこのジェシカ・キャプショーって女優のケイト・キャプショー(Kate Capshaw)の娘で、そのケイト・キャプショーがジェシカを連れて再婚した相手があの映画監督、スティーブン・スピルバーグ(Steven Spielberg)!てことは、ジェシカはスピルバーグの義理の娘ってことですねー!そんなジェシカ、「Lの世界」にジェニファー・ビールズ(Jennifer Beals)演じるベットに恋をする学生、ナディア役でもチラッと出演していたり、「ザ・プラクティス」にジェイミー役で出演したりしてました。

さてそんな「グレイズ・アナトミー」から今日取り上げるのは、下の動画1分7秒辺りのこちらのセリフ。



"I'm super flattered."


アリゾナに突然キスをされたカリーがアリゾナをデートに誘っているというシーン。でもアリゾナの答えは「ノー」(I guess, my answer is no. I'm sorry.)。アリゾナからキスをしてきたわけで当然OKだと思っていたカリーは困惑。アリゾナはカリーが女性とのお付き合いの経験があまりないことを知って、「私、小児科で働いていて、1日中新生児に囲まれているじゃない?だから私生活ではそうならないようにしてるの。でも誘ってくれてありがとう」(I work in peds, I spend my entire day around newborns, so I try not to in my personal life. Thanks for asking, though.)って言ってます。経験の少ないカリーを赤ちゃん扱いしているわけ。

そしてこのセリフの後に言っているのが、I'm super flattered. Super! です。このI'm flattered. という表現もこれまた超よく聞く表現で、意味的には「光栄で嬉しく思う」というような感じです。flatter の単語の意味を考えてその受動形で・・・って考えるのはイマイチよくわかんないから、もうこのままの形、I'm flattered. で丸ごと覚えちゃえばそれでOK!です。わたし的に。ここのシーンではデートに誘われたアリゾナが「もう本当に超光栄で嬉しいわ。とってもね!」って言っている感じかな。super がついているから「超」光栄なんですね。アリゾナ、ハイパーな感じがカワイイ☆

さて、これも使われるシチュエーションを見るとだんだん使えるシーンがわかってくると思うので、今日も他の動画も見てみます。「ER 緊急救命室」から1分58秒辺りです。


ケリーとキム(エリザベス・ミッチェル)が食事をしているシーン。キムが「これで食事をするのは2回目ね。2回目の食事はデートだって考える人もいるわよね」(This is our second meal together. Some people might consider a second dinner a date.)って言ってます。さらに「私がゲイだって知ってるわよね?」(You do know I'm gay, right?)って聞いたキムに、ケリーが「もちろんよ。ゲイの友達もいるし、全然問題には思ってないわ」(Of course. I don't have a problem with that. I have gay friends.)って答えてます。キムはケリーもゲイだと思っていたので、そこでちょっと雰囲気がおかしくなって、ケリーは「間違った印象を与えたのならごめんなさい」(I'm so sorry if I gave you the wrong impression.)とか言ってます。

そしてその後でケリーが、 I'm really very flattered. って言ってます。ここもキムから好意を寄せられたことに対してケリーが「本当に本当に光栄で嬉しいわ」って言っている感じですね。ね?同じ形で出てきてますよね。super か、really very の違いはありますけど、これはただの強調だからなくてもいい部分だし。

さて次は「Lの世界」でシェーンを演じていたキャサリン・メーニッヒ(Kate Moennig)が、「This Just Out with Liz Feldman」っていうウェブ番組に出演した時の動画から、1分29秒辺りです。


ゲイのコメディアン、リズ・フェルドマンとケイトが飲みに出かけているっていうシチュエーション。リズはケイト自身とケイトが演じるシェーンの区別がついていないという設定。そしてリズは「シェーンとリズがデートしてるって言う噂があるんだけど」って言った後で「その噂についてどう思う?クレイジーじゃない!?」(What do you think about the rumor? Isn't that crazy?)ってケイトに聞いてます。

そこでのケイトの回答が、I'm absolutely flattered. です。リズと噂になるなんて「本当に光栄で嬉しいよ」みたいな感じですね。その後でも、I'm on a date with you? I'm so flattered. って言ってます。そっちも「私とリズがデートしてる、でしょ?本当に光栄だよ」って感じですね。

もう1つケイトが出演した「This Just Out with Liz Feldman」から41秒辺りです。


これちょうど上の動画の続きで、デートの後スタジオトークっていう場面。「デートどうだった?」って話をしていてリズが「今までで一番素敵な夜だった」(It was the best night in my life.)って言ったのに対して、ケイトが I'm super flattered. Super flattered. って言ってます。これは一番最初に取り上げた「グレイズ」の例と全く同じですねー。もう意味はわかりますよね?

ちなみにこの動画、19秒辺りと32秒辺りに以前取り上げた、Fair enough. も出てきていますよね。合わせてチェックしてみて下さい!

さてと今まで見てきたことを踏まえると、こんなセンテンスも意味がわかるようになったりしませんかー?ということで、「Celeb TV」の動画から43秒辺りです。


「アメリカン・アイドル」で今年準優勝したアダム・ランバート(Adam Lambert)。先日「Rolling Stone誌でゲイであることをカミングアウトしたばかりですが、その際に今年の優勝者であるクリス・アレン(Kris Allen)が唯一今年の出場者の中で自分のタイプだったのに、そのクリス(妻帯者です)とルームメイトにされて気が散っちゃったよ、と話しているそうです。そしてその件に関して、この動画で触れているのが次の部分。

When Idol winner, Kris Allen, heard Adam was crushing on him, even the happy-married straight guy was flattered.

もうわかりますよね?「アダムが自分に一目ぼれしてたことを聞いて、ストレートで幸せな結婚生活を送っているクリスでさえも、光栄に思った」って感じ。ね?I'm flattered.を知っていれば、自分が「光栄に思う」っていうパターンじゃなくても意味がわかるようになりますよね?

最後にflatter に関係する違う単語も見てみましょうかね。「Lの世界」から1分48秒辺りです。


これ、ちょうど今日取り上げたジェシカ・キャプショーが出ていたシーンですねー!偶然偶然。教授であるベット(ジェニファー・ビールズ)と学生のナディア(ジェシカ・キャプショー)が話をしているシーン。ナディアが肩が凝っているベットにマッサージ師を紹介しようとしたところ、ベットが「女性(マッサージ師)がいいの」(I'd prefer a woman.)と言ったので、ベットがゲイだと気づいたナディア。他の教授と彼の学生が関係を持っている話を始めてます。

ベットはビックリしてますが、ナディアは「私達、みんなオトナなんだし、大学みたいな世間から隔離された環境では、教師と生徒の間に恋愛関係が起こらない、なんて考えるのはバカげてます。」(We're all adults, Bette. I mean, in a cloistered environment like a university, it would be absurd to think that there weren't relationships between faculty and students.)って言ってます。ベットを名前で呼んでいるあたり、ナディアが誘っているのは明らか。そして「先生の大学で、先生と居たいと思っている学生が少なくとも20人はいるんですよ」(I know the students in your college have. I know at least 20 who would love to be with you.)とも。

そしてそれを聞いたベットが言っているのが、That's very flattering. です。今まで取り上げてきたのは動詞でしたけど、このflattering は形容詞。flatter の変化形ですね。いくつか意味があるんですけど、このケースみたいな感じで使われると「それは褒め過ぎだわ」とか「それはそれは恐縮だわ」みたいな意味になる表現。ものすごいお世辞を言われた時なんかに使えます。ここもベットが「それは褒めすぎだわ」って言っている感じですね。

ということで、これもついでに丸ごと覚えておいたら良いかも。

さて、今日取り上げたI'm flattered. 本当によく使われます。そういえば「アメリカン・アイドル」でいつもは超辛口の審査員のサイモン・コーウェル(Simon Cowell)からスタンディング・オベーションを受けたアダムが、そのことについてどう思う?って司会のライアン・シークレスト(Ryan Seacrest)から聞かれた時にも、I'm flattered.って言ってました。そりゃそうだ。サイモンがスタンディング・オベーションで褒めたのなんて見たことない気がするもんね!さすがアダム!!

というわけで、今日のこの表現も超使える表現だと思うのでバッチリ頭に入れちゃいましょう!!


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