2009年7月29日水曜日

You're pretty much dead to me.

「ヴェロニカ・マーズ」で主役のヴェロニカを演じていたクリスティン・ベル(Kristen Bell)が、先日チラッと書いたコミコンに参加していたみたいでその時のインタビュー動画が。「ヴェロニカ・マーズ」はシーズン3を最後に打ち切りになったわけですけど、コアなファンが多いドラマとして有名で映画化の噂がずっと言われていて。その映画化についてクリスティンが話してます。


これを聞く限り、具体的に話が動いているわけじゃなさそうですけど、ワーナーブラザーズが制作費含め回収できると判断すれば、映画化にGoサインが出ることもあるのかもね、って感じですね。にしてもこのインタビューのクリスティンは語尾が上がる、若いしゃべり方してますねー。かわいい☆

ということで、今日は「ヴェロニカ・マーズ」から4分22秒辺りのこちらの表現です。



"You're pretty much dead to me."


学校一最悪な男だと思っていたローガンと色々あった末に付き合うことになったヴェロニカ(クリスティン・ベル)。学校ではローガンはお金持ちグループに属していて、ヴェロニカははみ出しモノな存在なので2人がキスをしているのを見た同級生たちは驚きの表情です。そのうちの1人、ディックはローガンに近寄って「お前何やってんの?『俺の尻軽女』っていうリアリティショーか何かかよ?」(Dude, what the hell are you doing? Please tell me this is like, some new reality show called "My Skank".)と言って明らかにヴェロニカをよく思っていない発言をしています。

それを聞いたローガンは、「お前、出て行けよ。ヴェロニカのことが気に食わないなら、帰れ!」(Get out of my house. You have a problem with Veronica, you leave.)って言っています。かっこいいねー、ローガン!そしてこれに続けて言っているのが今日取り上げる表現を含むこちらのセリフです。

Actually, you have a problem with Veronica, you're pretty much dead to me, so just, like, evaporate or something, I don't know. 注目したいのは You're dead to me. という部分。文字通りに訳すと「自分にとってお前は死んでいる」というような感じ。つまり状況によって意味は色々ですけど「お前は死んだも同然だ」とか「お前はもう友達じゃない」とか「お前とはもう口もきかない」とかそんな感じの意味で、個人的にその相手の存在をもう認めない、みたいなイメージです。相手に嫌悪だったり、無関心だったりを示すときに使われるような表現です。ちょうどこの間見ていた映画では「殺すぞ」って字幕がついてましたけどね。

そこまで直接言わないにしても、このシーンでも自分の彼女であるヴェロニカを悪く言われたローガンが「お前は実際ヴェロニカのことが気に食わないんだから、お前は俺にとっては死んだも同然だ。だから蒸発するか何かしろよ」って言っている感じですね。

この表現もドラマや映画にはよく出てくる表現です。状況と合わせてみないと結構きつい感じのある表現だし、なかなかイメージが沸きにくいかなと思うので、今日もいくつか例を見て確認していきたいと思います。まずは「Lの世界」から48秒辺りです。


アシスタントだったアデルに、彼女であり主演女優でもあるニキ(ケイト・フレンチ)とのセックステープをネタに脅され、映画の監督業を奪われてしまったジェニー(ミア・カーシュナー)。ニキは主演女優としての契約もあり、ジェニー側に立ってジェニーと一緒にアデルに立ち向かうことをせず、裏切られた感じのジェニーが取り乱しているというシーンです。そんなジェニーをプロデューサーであるティナ(ローレル・ホロマン)が「まずはエージェントに助けを求めてみて」(Talk to your agents. Let them help you.)ってアドバイスしてます。

そしてさらに「その後でニキに電話がしたかったらしたらいいわ」(And later you can call Niki if you'd like to.)と言ったところで、ジェニーが言っているのが She is dead to me. です。ここは自分の側についてくれなかったニキについて、ジェニーが「彼女とはもうおしまいよ」とか「彼女とはもう口もきかないわ」とかって言っているイメージかな。

次は「ブラザーズ&シスターズ」から4分48秒辺りです。


兄弟が揃いも揃ってThanksgiving に母親とは過ごせないという事実が発覚。唯一残された長女のサラがその話を聞いて言っているのが、You're all dead to me. というセリフです。ここは家族の休日に母親と自分だけを残して、自分のパートナーの家族との休日を過ごすことにした兄弟たちにサラが「あんたたちとはもう口もききたくないわ!」とか「あんたたちとは縁を切るわ!」みたいなイメージですかね。

最後はもう1度「Lの世界」から43秒辺りです。


別れたばかりの元彼女ニキが、シェーン(キャサリン・メーニッヒ)と関係を持っているところを目撃してしまい、ジェニーが激ギレ。そんなジェニーにシェーンとニキが2人で弁解に行っているシーンです。シェーンは親友であるジェニーが別れたばかりのニキと関係を持ったことを、「自分が今までした中で一番最悪なことだよ」(This is, by far, the most fucked up thing I have ever done.)と言ってます。

そしてそれに続けて、But you cannot forget that ten days ago you told me that she was dead to you. と言っています。「ただ10日前に、ニキとはもう終わりだって言ったのはジェニーだよ」って感じ。ここは She was dead to you. という形ですけど意味は同じ。She=Niki、You=Jenny ということがつかめれば、意味はOKですよね!

ということで、この表現は状況によって色んな訳し方ができるのでなかなかこれ!っていう意味を捉えるのが難しいかもしれませんが、耳にする機会はかなり多い表現ですし、今日取り上げた動画の状況を何度も見て自分なりにこういう時に使うんだなーっていうイメージをつかんでもらえたらいいと思います。わりとよく使われる表現なので、是非覚えてしまって下さいね!


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