2009年7月2日木曜日

I can't help myself.

今日は「ゴシップガール」です。シーズン3の撮影が始まったらしいこのドラマですが、なんとそのシーズン3にヒラリー・ダフ(Hilary Duff)が参加するらしいです。ヒラリーの役はニューヨーク大学で学んでいる映画スター、オリヴィアだそう。ジェシカ・ゾー(Jessica Szohr)演じるヴァネッサとルームメイトになるっていう設定みたいです。なんか意外なキャスティングでしたけど、ヒラリーは最近全然当たり役がないし、これで復活できるといいですねー、ってことで。ヒラリーは10月5日に放送される第4話に初登場するみたいです。

さて、そんな「ゴシップガール」から今日取り上げるのは下の動画39秒辺りのこちらのセリフです。



"I can't help myself."


元恋人同士のセリーナ(ブレイク・ライブリー)のママ、リリーとダン(ペン・バッジェリー)のパパ、ルーファス。別れた理由が、リリーの母親(セリーナのお祖母ちゃんね)がリリーにルーファスを取るか、財産を取るかの選択を迫ったことだったと知って、ルーファスがリリーに電話をかけているシーンです。リリーは「母から拒否できない提案をされたのよ。そして私はあの頃、そんなに強くなかったの」(she made me an offer I couldn't refuse...and I wasn't strong enough, then.)と言っています。ルーファスは「もし君があの男のために僕の元を去ったんじゃないって知っていたら、僕達きっと・・・」(If I had known, that you hadn't actually left me for, for him. I-I mean, maybe...)と、リリーが真実を告げてくれていたら、状況は違ったかもしれないと言っています。そこでリリーは「いい?そんなこと言わないで。そんなこと、考えることすらしないで」(Listen, don't. Don't. Don't say it. Don't even think it.)と言っています。

それを受ける形でルーファスが言っているのが今日取り上げたセリフ、I can't help myself. です。この can/could not help oneself という表現は、「人が何かするのをやめられない」、つまり「~せずにはいられない」というような意味になる表現です。ここではルーファスが、前の会話を受けて、リリーが自分の元を去った本当の理由を知っていたら・・・と「考えずにはいられない」という意味で使っているようなイメージです。

さて、このcan/could not help oneself ですが、最後のoneself がない形で使われることも多々あって。そのcan/could not help ~ing とか、can/couldn't help + 名詞 っていう形も「~するのを避けられない」「~をしないではいられない」といった意味になります。そっちの例もよーく使われるのでそちらの例も見てみますね。まずは「ER 緊急救命室」から24秒辺りです。


スーザン(シェリー・ストリングフィールド)とカーター(ノア・ワイリー)がランチ中。スーザンの顎がカチカチ鳴っていることを聞きつけたカーターが「これ、君の顎?カチカチ言ってるの。」(Is that your jaw? Like click click click sound?)って聞いてます。それを言われたスーザンが「聞こえるの!?」(Oh my god, you can hear that?)って言った後に、I can't help it. って言ってます。

これはスーザンが「どうしても鳴っちゃうのよ」って言っているイメージですかね?ていうか、スーザンとカーターって付き合ってたの!?「ER」はほとんど見た気がしてたけど、この辺り、見てない!!抜けていたことが発覚です。

ま、それは置いておいて(笑)、どんどん例をね。次は「Lの世界」の私が大好きなシーンから48秒辺りです。


仲間みんなでキャンプに行っているんですが、みんなで楽しく飲みながらゲームをしていたらベット(ジェニファー・ビールズ)が彼女のジョディ(モーリー・マトリン)に隠れて、元彼女のティナ(ローレル・ホロマン)と浮気していたことがバレてしまったというシーンです。席を立ったティナを心配したアリス(レイシャ・ヘイリー)とシェーン(キャサリン・メーニッヒ)がティナのテントを訪れてます。アリスに「ベットのこと、愛してるの?また?」(Are you in love with Bette? Again?)と聞かれたティナ。「私はベットのこと、ずっと愛してたの。こんなことジョディにして、本当に自分がバカみたいだけど、でもただベットを取り戻したいの」(I've always been in love with her. And I feel like an asshole that I'm doing this to Jodi, but I just want her back.)って言ってます。

さらに、And I'm scared, 'cause I know we're just going to, like, probably fuck it up, but I have to do it, you know? I can't help it. It's something that I can't help. I want to be with her. って言ってます。I can't help が2回出てきていますよね?ここもティナが「私達、多分失敗するだろうってわかっているから怖いけど、でもやらなくちゃ。仕方がないの。自分でも抑えられないの。ベットと一緒にいたいの」って言っている感じかしら。

ジョディを傷つけてでもベットを取り戻さずにはいられない、って感じで使われていると思います。ま、アリスも言ってますけど、ベットとティナは一緒にいる運命な2人だし、2人がお互いに思いあっていることがわかる素敵なシーンで、私はこのシーン大好きです☆

と脱線しつつ、次は以前にも取り上げましたけど「This Just Out」っていうウェブ番組にキャサリン・メーニッヒが出演した際の動画から、56秒辺りです。


司会のリズが話をしている時に、リズの手元にある原稿を読んでいるケイト。それに気づいたリズが「質問読んでるでしょ!」って指摘してます。そしてそれを言われたケイトが、I can't help it. って言ってます。これも「しょうがないじゃない」とか「仕方ないよ」みたいな意味ですよね。「だって目の前にあるんだもん」って続けて言ってますし。ていうか、この例が何気に一番わかりやすかった?みたいな。

最後は「フリークス学園」から2分15秒辺りです。下のリンクから動画確認してみてくださいね。

http://www.youtube.com/watch?v=jCBpKJz7XSc

リンジー(リンダ・カーデリーニ)は友達のニック(ジェイソン・シーゲル)が父親からバンド活動をやめるように言われているのを聞いてしまいます。そしてそんなリンジーがニックに話を切り出しているのが、Look, Nick, I couldn't help overhearing. というセリフ。「ねぇ、ニック。私、聞かずにはいられなかったの」という感じですね。この直後に以前に取り上げた、none of my business も出てきてますね。And I know maybe it's none of my business, ってセリフなのでそちらも合わせて再確認しておいて下さいね!

ということで、今日取り上げたcan't help も使用頻度はかなり高め。そういえば、こんな名曲もありましたねー。エルヴィス・プレスリーの「Can't Help Falling in Love」。日本のタイトルは「好きにならずにいられない」でしたっけ?これも実はこの表現を使ったタイトルですよねー。どんな歌だっけ??って方は、下の動画で確認してみてくださいね。絶対聞いたことあるはずなので。セリーヌ・ディオン(Celine Dion)バージョンでどうぞ。


こんな名曲のタイトルとしてもおなじみのこの表現。使用頻度の高い表現なので、是非バッチリ使い方覚えてしまってくださいねー!!


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