2009年7月7日火曜日

Let me tell you something.

今日は「Lの世界」です。このドラマでパピ役を演じていたジャニナ・ガバンカー(Janina Gavankar)が、「The Cleaner」というドラマにゲスト出演するんですよーっていうのは以前に書きましたが、彼女が出演するエピソードが明日全米放送だそうで、「The Cleaner」のウェブサイトで動画公開されてました。ドラッグ中毒の妊婦さんの役ですね。どうやら。また動画更新されてしまうと思うので、見たい方はお早めにどうぞー。パピとはイメージがだいぶ違いますねー。

ということで、早速今日取り上げるのは昨日のLet me guess. つながりで、「Lの世界」から1分辺りのこちらの表現です。



"Let me tell you something."


ジェニー(ミア・カーシュナー)が原作・監督、ティナ(ローレル・ホロマン)、シェーン(キャサリン・メーニッヒ)がヘアメイクを務める映画の撮影現場に、自分の住んでいる地区がレズビアンの環境として取り上げられたくないという近所の人たちが、撮影中止を求めてやってきています。が、ジェニーが話にやってきてみると、実は彼女達、キット(パム・グリア)が経営するカフェ、プラネットと対抗するレズビアンバーの経営者とその仲間達で、実際は近所の人でもなんでもなく、ただ難癖を付けに来ているだけなんです。ティナは「彼女、このあたりに住んでさえいないのよ」(She doesn't even live in this neighborhood.)ってセキュリティにアピールしてますが、乗り込んできたドーン・デンボー(エリザベス・キーナー)には、「このあたりに住んでいる友達もいるし、問題なのはそこじゃないわ」(We have friends who live in this neighbourhood. It doesn't matter.)って言われてます。

そしてさらにそこでドーンが、You know what? Let me tell you something. って言ってます。この今日取り上げる、Let me tell you something. ですが、昨日取り上げた Let me guess. と同じく、直訳すると「私に~させて」って意味になる文です。ここでは、Let me tell you something. だから直訳すると「私に、あることを言わせて」という意味。つまり「一つ言っておくね」とか「ちょっと言ってもいいかな?」とか「一言言わせてね」みたいな意味を持つ表現です。ここのシーンでは、ジェニーたちと口論になっているドーンが「いい?ちょっと一言言わせて」って言っているイメージですかね、と思います。実際にはそこで動画が切られちゃっているので、この後ドーンが何を言ったのかはこの動画では見られないんですけどね・・・。

この今日の表現も、色んなところで耳にするので早速他の例も。「フリークス学園」から1分22秒辺りです。

http://www.youtube.com/watch?v=m6qyKPttSAE

数学のテストでよい点を取らないと落第するダニエル(ジェームズ・フランコ)。テストを盗み出し、数学が得意なリンジー(リンダ・カーデリーニ)の力を借りて良い点を取ったものの、数学の先生はダニエルがカンニングをしたのではと疑っています。そんな数学の先生と、生徒指導のロッソ先生が話をしているシーンです。

ロッソ先生は「無記名のカンペが見つかったからって、それは十分な証拠とは言えない」(Unfortunatelly, an anonymous note isn't sufficient proof.)と言っていますが、そんなロッソ先生に数学の先生は「カンペなんてないんだよ。カンニングを告白させるために、策略としてそう言ったんだ」(There's no note. I use this as a ploy sometimes to get a confession.)って言ってます。ロッソ先生はもちろんそれを非難しますが、そこで数学の先生が言っているのがこのセリフ。

Let me tell you something. I knew kids like Desario in Vietnam. Those were the kind of kids that got you killed. 甘いことを言っているロッソ先生に対して、ダニエルがカンニングしたって自信満々なこの先生が、「ひとついいかい。僕はベトナムで彼みたいな子供をたくさん見たんだ。そういう子供たちに君は殺されるんだ。」って言ってます。この先生、ベトナム戦争帰りって設定なんですかね??

ま、ともあれ、何か自分の意見を聞かせたい時、言いたいことを強調したい時に切り出し方の1つとして使えそうだな、っていうのがわかってきましたね。もう1つ、今度はダンス番組「So You Think You Can Dance」から6分35秒辺りです。


ジャネットとブランドンが超素晴らしいダンスを披露した後で、審査員の1人メアリーが Janette, let me tell you something, girl. って言ってます。「ジャネット、一つ言わせてね」って感じでしょうかね。そしてジャネットはサルサダンサーなので社交ダンス系のダンスは得意なんですけど、だとしても今回のチャチャチャとサルサは技術的に全然違うし、足が素晴らしかったわ!!!って褒めてます。絶賛!これも褒める前に今から大事なこと言うわよーって注目をさせている感じですよね。

ちなみにこの動画、以前に取り上げた I can't help it. が4分58秒辺りに、We will see. が2分53秒辺りに出てきてます。We will see. の時に、ジャネットがやっている fingers crossed も以前取り上げましたよねー。ということで、その辺も忘れちゃった人は復習しておいてくださいねー!!

最後にちょっと変形版を。再び「Lの世界」から1分51秒辺りです。


いつものメンバーがプラネットで朝食中に、ライバルのドーンとその彼女シンディがプラネットに乗り込んできています。そしてドーンは「アイヴァンっていう名前に心当たりは?」(Does the name Ivan Aycock ring a bell?)って言ってます。このアイヴァン、プラネットの権利を51%持っていて元々キットといい感じだったのが、ちょっとした事件があって疎遠になってしまったという人。「アイヴァンに会ったの?」(You saw Ivan?)と聞くキットに、ドーンが Wasn't easy to find old Ivan, let me tell you. って言ってます。

これ、「あんた達の旧友であるアイヴァンを探すのは簡単じゃなかったよ。実際の話」みたいな意味になるんですけど、今までの例と違って最後に、something がないですよね。でも大体意味は同じで、このケースだと「まぁ聞いてよ」とかそんな意味を持つのかなって。something にあたる部分が既に先に言われているから、「簡単じゃなかったよ。まぁ言わせてもらうなら」みたいに後から強調しているイメージですね。

ま、もちろんLet me tell you something. と同じように先にLet me tell you, I'm scared. (ねぇ、聞いてよ。私、怖いの)とかって使ってもOKですけども。まぁいずれにせよ、重要なこととか驚くようなこととか言う前なんかに、それを強調するために使うことが多いのかなと思います。これもとりあえずは丸暗記でフレーズとして覚えてしまってOKだと思うので、是非バッチリ覚えちゃってくださいねー!!


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