2009年6月30日火曜日

All of a sudden, she acts like I don't even exist.

今日は「Lの世界」です。このドラマで聾唖のレズビアン、ジョディを演じていたモーリー・マトリン(Marlee Matlin)。アカデミー主演女優賞を受賞したり、色々なチャリティを行なったりしている彼女ですが、以前には超人気ダンス番組「Dancing with the Stars」にも参加。これは有名人がプロのダンサーと組んでダンスを披露して、視聴者投票で1人ずつ落選していって最後に残った人が優勝っていう番組。耳が聞こえない彼女にとってダンスはこの上なく難しいことだと思うんですが、それが聾唖の子供達に勇気を与えれば、みたいなことで参加したそうです。その時のモーリーのダンスはこちら。モーリーが聾唖だって知らなかったら、絶対気づかないですよね~。


でね、モーリーの親友で、「Lの世界」ではモーリー演じるジョディとお付き合いをしていたベット役を演じていたジェニファー・ビールズが、モーリーの応援にこの番組を見に行った時に「これ、Lの世界でやったら面白いんじゃない?」的なことを言ったら、あれよあれよという間にそれがシーズン6のエピソードとして組み込まれ、ダンス・コンペティションのエピソードが出来たとか!そしてそのエピソードでのジョディのダンスシーンはこちら。モーリーの衣装が何気に「Dancing with the Stars」の時と同じなんですけど!(笑)


もちろんジョディだけではなく、ティナ(ローレル・ホロマン)&ベット、シェーン(キャサリン・メーニック)&ジェニー(ミア・カーシュナー)、アリス(レイシャ・ヘイリー)&ターシャ(ローズ・ローリンズ)&ジェイミーの面々もこのコンペティションに出場して、ダンスシーン有りなんですけどね。みんな素敵でしたー☆

ということで、今日はそんな「Lの世界」から下の動画、1分29秒辺りのこちらのセリフです。



"I just feel like at times, she's like so right there, and I feel like we connect and then, all of a sudden, she acts like I don't even exist."


アリスがビッチなギャビーと未だに関係を持っていることを、仲間達が関係を終わらせるべきだと諭しているシーンです。ティナには「アリス、ギャビーに自分のことひどい扱いさせちゃダメよ!」(But seriously, Alice, you can't let Gabby continue to treat you this way.)と言われ、デイナ(エリン・ダニエルズ)には「あの子、あんたのことゴミみたいに扱ってるじゃない」(Treating you like shit, Al.)と言われ、ベットには「もっといい子があなたにはふさわしいわ」(It's just you deserve better.)と言われ、散々なアリス。そこでアリスが反論しているのが今日取り上げたセリフです。

注目したいのは、all of a sudden というフレーズ。これで「突然」とか「何の前触れもなく」という意味になる表現です。suddenly と同じようなイメージですかね。だからここではアリスが、「彼女がすぐそこにいて、私達ちゃんと通じ合ってるって感じたかと思えば、突然彼女に私が存在すらしてないかのように振舞われたりするんだもん」って言っている感じです。ちなみにこの動画、他にもall of a sudden が使われてます。気づきましたか?どこで使われているかもう1度聞き取ってみてくださいねー。

もう1つのall of a sudden は39秒辺りで使われてます。デートに「サンドレスを着ていこうって思ってるの」(I was thinking of wearing that, you know, that blue sundress.)というデイナ。みんなから全否定されてます(笑)。「いい所に行くんだし、誰かに見られるかもしれないじゃない」(But I'm going to a nice place, you know, somebody might see me.)というデイナにアリスが言っているのが、One guy recognizes you, and all of a sudden, you're like Tiger Woods. というセリフ。「1人があんたに気づいたからって、突然自分がタイガー・ウッズか誰かだっていうつもり?」というようなイメージですかね。デイナは一応プロテニスプレーヤーって設定だけど、もちろんタイガーみたいに有名なわけじゃないから、大げさなのよってアリスが暗に言っている感じですかね。

これもとってもとってもよく使われる表現なので、色んな例を見て使われ方をチェックしてみましょうね!ということで、同じく「Lの世界」から33秒辺りです。


ティナが新しい仕事のオファーを受けたことを、パートナーのベットに報告しているシーンです。ものすごくいいポジションのオファーでビックリしたベットがティナに「仕事のオファーされるって知ってたの?」(Did you know that he'd...)って聞いてます。それに対してティナは、No, no, no, I had no idea. We were in our meeting and he starts asking me questions about producer credits and, I don't know! He just looks at me all of a sudden and he says, "Hey, are you happy at Shaolin? って言ってます。意味的には「知らなかったわよ。ミーティングをしてたら、彼が今までにプロデュースした仕事とか色々聞いてきて、よくわからないけど私のほうを見て突然『今の仕事に満足かい?』って言ったの!」って感じかな。

all of a sudden、どうやって使われているか、そして発音もよく確認してみてくださいねー。どんどん行きます。次は「Lの世界」でシェーンを演じていたキャサリン・メーニッヒのインタビューから1分43秒辺りです。


シーズン6でジェニー(ミア・カーシュナー)とシェーンが恋愛関係に発展するんですけど、そのことについてミアとそういう役を演じるのはどうだったか?という質問をされているケイト。ミアとケイトは実生活でルームメイトだったこともあるくらい仲がいいので、「簡単じゃなかったよ」(It wasn't easy.)って言ってます。親友にキスするみたいなものだからって言ってますけど、そりゃね、いくら女優さんでも難しいですよね、きっと。そして続けてこう言ってます。

After six years of knowing this person in a certain way, all of a sudden, you have to be intimate with them in a fake surrounding. 「6年もその人のことを知っているのに、突然その人と親密にならなくちゃいけないんだよ。作り物の環境でさ」みたいな感じですかね。

使われ方、わかってきましたか!?もう1つ見てみましょうかね。久々に「CSI:マイアミ」から54秒辺りです。


同僚のカリーとエリックが話をしています。エリックは出生証明書が偽物だった為に、移民局から逮捕されちゃってるんです。そこでエリックが言っているのが、It's like, all of a sudden, my life is a lie. っていうセリフ。「ある日突然、僕の人生が全て嘘だった、みたいな感じだよ」みたいな意味ですかね。この2人、エリックがずーっとカリーのことが好きででもカリーに振り向いてもらえなかったんですけど、やっとエリックの思いが通じてよかったねー☆って感じです。

最後に「The View」からミシェル・ファイファー(Michelle Pfeiffer)と、ルパート・フレンド(Rupert Friend)のインタビューから4分31秒辺りです。


ルパートが彼女キーラ・ナイトレイ(Keira Knightley)がパパラッチに追い掛け回されていることについて、「アグレッシブな男達に追い回されるのは恐ろしいことだよ。特に若い女性の場合はね」って発言してます。それを受けてミシェルが、The only difference between a stalker and paparazzi is, you put a camera around your neck, and all of a sudden, it's legal. って言ってます。

この例が何気に一番わかりやすいような気がするんですけど、「ストーカーとパパラッチの唯一の違いは首にカメラを下げているかどうか。カメラを下げたら突然、それは合法になるの」ってかなり辛辣。ま、でも彼女達は常にパパラッチに追い掛け回されているわけで、やっぱりかなり思うところがあるんだろうなーって。確かに向こうのパパラッチはほんと異常ですもんね・・・。

ということで、こんな風に普通のインタビューのような時でも、ドラマの中でもいっぱい出てきているようにかなり良く耳にする表現です。発音的には「オール・オブ・ア・サドン」みたいに1語1語ハッキリ区切って発音はされていないですよね?そのどうやって発音されているかという部分も何度も聞いて、聞いた時にその音と表現が結びつくように、発音を含めてこの表現、バッチリ覚えちゃってくださいねー!!



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2009年6月29日月曜日

Give me 20 bucks.

新作ドラマが続々発表になっている今日この頃ですが、今日はそんな中から「フレンズ」のモニカ役でおなじみ、コートニー・コックス(Courteney Cox)主演の「Cougar Town」について取り上げてみようかと。40歳で最近離婚しティーンエイジャーの息子を抱えるバリバリのキャリアウーマンが、独身女性としてまたデートをしたり、魅力的な女性であろうと努力したり、みたいな感じのコメディらしいです。予告編を見たら、コートニー、超綺麗だなーって改めて。下着姿を披露したり、結構体張ってます!!(笑)。ま、でもコートニーみたいな40代だったら、別に相手の男性も「年が上でも喜んで!」って感じじゃんねーと思ったりしますけど。

予告を見る限り、コートニーのキャラクターはまたデートをし始めたりして、それにアタフタしてる感じなので、自信満々なCougarっぷりはあまり感じられませんでしたけど結構面白そう。とりあえずチェックしてみたいなーなんて思ってます。ということで、予告をどうぞ。


そして今日取り上げるのは、この「Cougar Town」の予告でも使われている単語について。1分56秒辺りです。


"Give me 20 bucks."


久々に夜出かけることにしたジュールズ(コートニー・コックス)。友達のローリー(ビジー・フィリップス)とクラブに行ったものの、独身女性としての生活が久しぶりだから「どう振舞ったらいいのかわからない!!」(I have no idea how I'm supposed to look or act.)ってローリーに泣きついてます。このbe supposed to も前に取り上げた表現だから合わせて確認してみてくださいね。

そしてそれを言われたローリーが言っているのが、今日取り上げたセリフです。注目したかったのは、buck という単語。今更かなーとも思ったんですが、超頻出なので一応ね。これは「1ドル」(a dollar)と同じ意味になる単語。ということで上の例は、Give me 20 dollars. と同じことになります。「私に20ドル頂戴」ですね。意味的には。

この単語は知っている人も多いとは思うのですが、日常で超超超よく使われる単語なのでやっぱり外せないよね、ということでちょっと取り上げてみました。ありとあらゆるドラマでも使われているので、使われ方、チェックしてみましょう。まずは「ゴシップガール」から2分48秒辺りです。


クリスマスに彼氏ダン(ペン・バッジェリー)に腕時計をプレゼントしたセリーナ(ブレイク・ライブリー)ですが、その腕時計が高級品だったためダンから受け取れないと言われてしまってます。セリーナはお金持ちの家の娘なので、高級品をプレゼントしても問題ないんですけど、ダンは普通の家の子供で「今までもらったプレゼントで1番精巧だったのはL.L.Beanのゴム長靴」(I think the most elaborate gift i've ever given Has been a pair of rubber boots from L.L. Bean.)という感じなので、セリーナは明らかにやり過ぎてしまった感じ。ということで、2人でプレゼントのルールを決めてます。

期限は(Deadline?)明日の朝(Tomorrow morning.)、そして「金額の上限は?」(Price limit?)って聞いたダンにセリーナは、50 bucks. って答えてます。意味はもうわかりますよね。「50ドル」です。どういう音で発音されるのか、音と意味が結びつくようになれば聞き取れるから意識して聞き取りしてみてくださいねー。

次は「Lの世界」から2分4秒辺りです。


アリス(レイシャ・ヘイリー)の作ったウェブサイト、OurChartがクラッシュを繰り返していたのですが、コンピューターに詳しいマックス(ダニエラ・シー)がログを調べたところ、このサイトが大人気でものすごいヒット数を獲得していて、そのためにクラッシュしていたことが発覚。マックスはシステムのアップグレードが必要だと言ってますが、アリスは I should just sell it 'cause Wargen(かな?固有名詞なのでよくわかりません).com offered me like ten thousand bucks for it. ((サイトを)売っちゃおうかな。あるウェブサイトから1万ドルで買い取りたいって言われてるんだよね)って言ってます。

その後にヘレナ(レイシャ・ヘイリー)が、Really? Ten thousand dollars for OurChart? (ほんとに?このサイトに1万ドルも!?)って聞いているので、ちょうどbucks = dollars がよくわかりますよね!

というわけで、この単語も日常生活で普通に使われる単語なので発音含めバッチリ覚えておきましょうねー。


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2009年6月28日日曜日

you just seem a little over the top?

今日は「Lの世界」です。このドラマでジェニーを演じていたミア・カーシュナー(Mia Kirshner)。やっぱりジェニーとして1番有名なのかなとは思うのですが、実は大ヒットドラマ「24」にもシーズン1、2、4と出演しているんです。役柄はテロリスト、マンディ!ジェニーとは全然違う役柄なんですけど、私はこのマンディが大好きです!!なんなら「24」のキャラクターの中で1番好きです。だってちっちゃくてカワイイのに超強いんだもん。ま、悪役だけど(笑)。何気に「24」の悪役の中で最強なんじゃないかと。大体悪役は1シーズン限りで死んでしまうのに、マンディはシーズン1の1番最初のエピソードで衝撃のデビューを飾ってから、出演時間は多くないけど3シーズンに渡って出演しているんですもん!

でね、なんでこんなことを書いているかというと、なんと2010年年明けから全米放送される「24」シーズン8の第5話のキャストに、マンディ=ミア・カーシュナーのクレジットが!!!!!キャーーーー!!!大興奮!!!!!ミアのマンディがまた見れるのねー!!!これ、最近のドラマ関連ニュースの中で1番嬉しい☆超アガリました、私。放送日は2010年1月25日だそうで。めっちゃ先っ!(笑)でももう今から楽しみでなりませんー。

ということで、「マンディってどんなキャラクターだったっけ!?」という方はこんな動画見つけたので是非チェックしてみてくださいね~。そしてこれを見ながらやっぱりミアの英語はとっても聞き取りやすいなーと思った私なのでした。しゃべり方かなー?声もいいしね。

さてそんな「Lの世界」から今日取り上げるのは下の動画、1分50秒辺りのこちらのセリフです。



"you just seem a little over the top?"


ヘレナ(レイチェル・シェリー)が昔の彼女ディラン(アレクサンドラ・ヘディソン)と食事に行くと聞いて、仲間達は大反対。それもそのはずで、ディランはその当時にヘレナに関係を強要されたと言って、へレナから大金を巻き上げ破局した過去があるのです・・・。それでもディランが気になるヘレナに仲間達が、駆け出しの映画監督になったディランが未だにヘレナのお金目当てでヘレナに近づいているのか、それとも純粋に本当にヘレナのことが好きなのかをテストしよう!って言い出して、その方法を話し合ってます。いいねぇ。仲良しだねぇ(笑)。

そしてその方法としてベット(ジェニファー・ビールズ)が思いついたのが、今や大人気女優のニキ(ケイト・フレンチ)にディランを誘惑させるというもの。ニキがディランの映画に出たいと言えばお金目当て、キャリア目当てだったらその誘いに乗るだろうし、ヘレナに本当に気持ちがあればそれは断るだろうし、っていうね。それを聞いていたティナ(ローレル・ホロマン)やアリス(レイシャ・ヘイリー)はノリノリですが、へレナ自身は戸惑い気味でそこで言っているのが今日取り上げたセリフです。

注目したいのは、over the top の部分。もうね文字通りという感じなんですが、「トップ・頂点を越えて」ということなので、意味的には「大げさすぎる」とか「やり過ぎの」とか「無法の」みたいな表現です。頂点(top)を越えちゃった(over)から、「やり過ぎ」。覚えやすいですよね?このシーンではヘレナが、I don't know. I mean, you just seem a little over the top? って言っているので、「どうかなぁ。ちょっとやり過ぎじゃない?」って言っている感じになりますね。ヘレナはディランが自分を本当に好きなのかどうか自信がないから、ちょっとためらってますね。やっぱり。

この表現もかなり良く耳にします。例えば「アメリカン・アイドル」とかのオーディション系の番組とか見ているとよく、審査員が審査の時に It was over the top. とか言ったりしてます。これも「今のパフォーマンスはやり過ぎだったよ。大げさすぎだったよ」みたいな感じで言っているわけですね。

ということで、使われる頻度は結構高いのでこれも色々例を見てバッチリ覚えてしまいましょうね。まずは、同じく「Lの世界」から36秒辺りです。


ティナはジェニー(ミア・カーシュナー)の書いた小説を映画化したいと思っているんですが、その本が人気で他の映画会社も興味を示しており、ジェニーにこびたりしなきゃいけないことを元パートナーのベットに愚痴ってます。しかもそのジェニーの小説には実際にジェニーの周りにいる人がモチーフになったキャラクターが出てきて、ティナは自分にあたるキャラクターのニナについて「私のこと、本当にみんなあんな風に見ているの?」(And that character, Nina, is that really what people think of me?)ってベットに聞いています。ジェニーは自分の友達たちのことをかなり辛辣に描いているので、ティナのこともひどーく書かれているんですね。

ベットは「そんなことないわ。ジェニーは小説家なんだから。」(No, Tina! Come on, Jenny's a fiction writer.)って言ってティナを慰め中。そしてそれに続けて言っているのが、I mean, her story is funny and it's over the top, that's why people are loving it. というセリフです。ベットがジェニーの書いた小説のことを「ストーリーが面白いし大げさだから、あの本は人気なのよ」って言っている感じです。ニナはあくまでキャラクターでティナのことではないんだから、気にしないほうがいいわよって言ってあげているような感じかな。

さて今日はミア・カーシュナーで始まったこのブログなので、ミアのインタビュー動画も取り上げてみようかな。ということで、37秒辺りです。


「Lの世界」で演じていたジェニーというキャラクターについて、ミアが話をしています。ミアはジェニーのことを、Jenny is such a complicated character, and she is so outrageous and just so over the top that it's just, it's been an amazing challenge. って言ってます。ジェニーの性格を指して、complicated(複雑な)、outrageous(常軌を逸した)、そしてover the top だって表現してますね。文章全体では「ジェニーって本当に複雑なキャラクターで、本当に極めて理不尽で、信じられないほど大げさなの。そんな彼女を演じるのは、素晴らしいチャレンジだったわ」って言っている感じですかね。

ミアの英語、やっぱり聞きやすいなー。全体的にわりとゆっくり、はっきり話すし、声のトーン的にも耳に馴染んでくる感じ。みんながみんなこういう話し方してくれたらいいのにー(笑)。

ていうかこのインタビューでミアが、グループシーンとかでジェニーが他のメンバーに結構冷たいこととかひどいこと言ったりするんですけど、それはほとんどアドリブなんだ!って言ってます。そうなんだー!!確かにシーズン6にもチラホラ、これ絶対アドリブだわーってシーンがあったけど(ジェニーがアリスに「アニメの声優を仕事にしたら?」って勧めるシーンとか(笑))、俳優さんの自由度が高いと実際の仲の良さとかが画面に反映するからいいですよねー!

ていうことでまた話が超脱線しましたけど、今日取り上げたこの表現もドラマやリアリティショーなどでとってもよく聞く表現なので、バッチリ覚えちゃってくださいね!


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2009年6月27日土曜日

It's gonna take more than two nights for me to get used to sleeping in a normal bed.

今日は「ロスト」です。このドラマにクレア役で出演していたエミリー・デ・レイビン(Emilie De Ravin)。シーズン1~4まで出演していて、シーズン5には出ていなかったんですけど最終シーズンにあたるシーズン6にはカムバックするみたい。レギュラーではなくてゲスト出演みたいなんで、そんなにガッツリ出る感じじゃないとは思いますけど、「クレア、どこ行ったんだっけ??」ってずっと思ってたからちょっと楽しみ。

最近離婚したことでも話題になっていたこのエミリー、、オーストラリア人です。そして「LOST」の中でもクレアはオーストラリア人っていう設定なので、オーストラリア訛りの英語を話してます。エミリーが「エレン・デジェネレス・ショー」に出演した時のインタビュー動画があったので、ちょっとご紹介してみます。例えば、この動画の1分10秒辺り、エレンに「(オーストラリアの)何が恋しい?」(What do you miss?)って聞かれたエミリーが、My family, mainly. (主に家族ね)って言っているんですけど、このmainly とか典型的なオーストラリア訛りで発音されてますよね。普通は「me'inli」って発音なのであえてカタカナで書くと「メインリー」って感じだけど、エミリーは「マインリー」って感じで発音してますよね。name が「ナイム」、day が「ダイ」ってなるのと同じ、「a」の音が「アイ」って発音されるオーストラリア英語の特徴が良く出てますねー。


さて、そんな「ロスト」から今日取り上げるのは下の動画、31秒辺りのこちらの表現です。



"It's gonna take more than two nights for me to get used to sleeping in a normal bed."


ジャック(マシュー・フォックス)とケイト(エヴァンジェリン・リリー)がボートの上で話をしているシーンです。背景は全く覚えていないんですけど、とりあえずケイトが抱いているのはクレア(エミリー・デ・レイビン)が生んだ赤ちゃん、アーロンですかね。夜遅いけど眠れていないっていう感じなのかなって。ジャックが「僕達のうち、少なくとも1人は眠っても大丈夫だよ」(At least one of us can sleep.)って言ってます。

そこでケイトが言っているのが今日取り上げたセリフです。注目したいのは、get used to ~ の部分。これで「~に慣れる」「~になじむ」という意味になる表現です。これもよーく使います!ちなみに「~」の部分には代名詞・名詞・動名詞が来ます。上の例でも、sleeping って動名詞が来てますね。がっ!私はこうやって文法用語を使って文法を覚えるのが大嫌いで、文章丸ごと覚えちゃえばそれでいいじゃーん!自分が使いたい時はその覚えた文章を思い出してちょっと変えるだけでいいじゃーん!と思っているタイプなので、文法的な話はここまで。

ま、いずれにせよget used to の意味をふまえれば、この文章は「普通のベットで寝ることに慣れるのに2日以上はかかるのよ」ってケイトがいっている感じ。ずーっと無人島暮らしでしたもんね。島を抜け出してベットで眠るのは久々だから、慣れるのに時間がかかるって言っているわけですね。

あ、それからこの表現、以前に I used to shoot boys. っていう「CSI:NY」からの例文で取り上げた「昔はよく~したものだった」とゴッチャになっちゃう人がよくいます。まね、似てるもんね。こっちは、used to の後ろには動詞が来るんですけど。合わせて確認して、動画の内容とそのセリフとを丸ごと頭に入れとけば「どっちだっけ?」ってわからなくなった時に、そのシチュエーションと例文を思い出せば間違えませんよね!!

ということで、このget used to はチョー使う、とっても大事な表現なので他の例も見てバッチリ覚えちゃいましょうね。まずは、「フリークス学園」から2分42秒辺りです。貼り付けられない動画なので、リンクからどうぞ。

http://www.youtube.com/watch?v=OpoRnR0hzPM

チアリーダーであるシンディのことが好きなサム(ジョン・フランシス・デイリー)。チアリーダーと共に応援するマスコット役の子(ちなみにこの役をやっていたのは、今公開中の映画「トランスフォーマー」で主演しているシャイア・ラブーフ!)がケガをしたため、新しいマスコット役の募集がかかり、シンディと一緒にいたいサムはオーディションを受け、見事その役をゲット。そのマスコットの着ぐるみを初めて渡されているシーンです。

「これ、超重いね。これをつけてチアをするのは大変そうだ」(It's heavy. It's gonna be harder to do the cheers with this on.)というサム。チアリーダーのキャプテンから、Why don't you put it on and walk around with it for a while to get used to it? って言われてます。以前に取り上げた、Why don't you ~? の文ですね!「~したらどう?」っていうような意味を持つ表現でしたよね?ということでここは「慣れるために、それを着けてしばらく歩き回ったらどう?」って言われている感じですね。get used to it って形になってますね。ここは。

次は「ER 緊急救命室」にサム役で出演していたリンダ・カーデリーニ(Linda Cardelini)が、アビー役のモーラ・ティアーニ(Maura Tierney)の降板について話をしているインタビューから、1分51秒辺りです。


初めてERにキャストとして参加した日に、病院のセットがあまりに巨大でどこからセットを出たらいいのかがわからなくて、モーラをずっと観察して後ろをこっそりついて回ってたのって言っているリンダ。カワイイ(笑)。そして、A lot of us get used to working here really quickly. って言ってます。get used to working here だから「ここで働くことに慣れる」ですね。ということで「みんなここで働くことにものすごく早く慣れるのよね」って言っている感じ。みんな慣れちゃって、新人キャストがどうやって動いたらいいのかわからないってことにも気づかないのよね、って言ってますね。

ちなみにこの動画、56秒辺りでリンダがI'm very happy for her. って言ってますね。これも以前とりあげましたよね?忘れちゃった人は合わせて確認してみてくださいねー!

さて今日のこの表現は超超使われる本当に大切な表現です!もう1回書いておきますが、I used to live with a friend. (私は昔友達と一緒に住んでいた)というような文で使われるused toと、I got used to living on my own. (私は独りで住むことに慣れた)のような文で使われるget used to。この2つの使い方がごっちゃにならないように注意です!!動画を何度も見て、状況とセリフを頭に入れてバッチリ覚えちゃってくださいね!


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2009年6月26日金曜日

First and foremost, I have so much respect for both of you.

このブログ、みなさん楽しんでもらえているのかしら?なんて思う今日この頃。元々リスニング寄りのブログだったはずが、最近じゃすっかり英語表現ブログになっている気が否めないんですけどいいのかな?そして取り上げるドラマにもかなり偏りが!(笑)。好きなのばっかり見るから、っていうのと、取り上げやすい表現が多いドラマを取り上げるから、って理由でどうしてもね。もっとこのドラマ取り上げてよー!とか、ネタバレはなるべくやめてよー!とかあったら是非色々ご意見をお伺いしたいなー、なんて。と言っても例えば「HEROES」とかなかなか動画がYouTubeに転がっていないので、必ずしも反映出来るかどうかは正直微妙なのですけど・・・。

なんてことを言いつつ、今日はKing of POP のマイケル・ジャクソン(Michael Jackson)とそれこそ海外ドラマの走りっていうか、今「グレイズ・アナトミー」や「LOST」「デスパレートな妻たち」「プライベート・プラクティス」「アグリー・ベティ」などそうそうたるドラマを放映しているABCで、30年以上前に放送されていた大人気ドラマ「チャーリーズ・エンジェル」に出演していたファラ・フォーセット(Farrah Fawcett)が同日に亡くなって、アメリカのエンタメ界にとってはとっても残念な1日になってしまいましたね・・・。RIP Michael Jackson & Farrah Fawcett.。 ということで、「チャーリーズ・エンジェル」のオープニングクレジットをどうぞ~。ファラ、可愛すぎる☆


と、前ふりとは全く関係ありませんが、今日取り上げるは「Lの世界」から2分39秒辺りのこちらの表現です。



"First and foremost, I have so much respect for both of you."


アリス(レイシャ・ヘイリー)とターシャ(ローズ・ローリンズ)のカップルは、ジェイミーという子と友達になりいつも3人で遊んでいて、ジェイミーのおかげでアリスとターシャの関係にもハリが出て関係良好だったんですが、だんだんとターシャとジェイミーに共通点が多く(このシーンでも同じものを注文してる)2人がどんどん親密になってきてしまったんです。そしてそれに気づいたアリスが、ターシャとジェイミーと3人で話し合っているシーンです。重ーい空気が漂ってますが・・・。別に体の関係があるわけじゃないんですけど、ターシャもジェイミーも「彼女以外の人と関係を持つことを考えるだけで浮気」って考えているタイプなので、そこをアリスに「お互いに気持ちがあるんじゃないか?」って突っ込まれてます。

そして思わずジェイミーは、「自分のことしか言えないけど、そうね、私はターシャに恋をしてしまったわ」(I'm only speaking for myself, but yeah, I think I have fallen in love with Tasha.)って認めちゃってます。友達に裏切られたアリスはもちろんブチ切れ。F-word、連発してます・・・。そしてそんなアリスにジェイミーは、「でも信じて。こんな風にだけにはなりたくなかったのよ」(You gotta believe me, this is the last thing I ever wanted to happen.)って言ってます。

そしてその後に続けて今日取り上げたセリフを言ってます。注目したいのは文頭、First and foremost の部分。これで「何よりも一番」とか「真っ先に」とかいう意味になる決まり文句。ここではジェイミーが、「何よりもまず、私はあなた達2人のことをとても尊重しているのよ」って言っている感じ。だから2人を裏切るようなことはしたくなかった、って言っているわけですねー。あー、アリス、可哀想・・・。

さて、これもかなりよく使われる表現だから、どんどん例を見ていきましょうねー。まずは「Lの世界」最終回前に放送された、スペシャル番組から2分24秒辺りです。


「Lの世界」、原題はThe L Word、ですよね。その「『L』ワードが表すものは?」(The L Word, what does it stand for?)っていう質問に対して、キャストやスタッフがLから始まる、自分にとってのLワードを述べています。そこでこのドラマのクリエーター、アイリーン・チェイケン(Ilene chaken)が言っているのが、Close second "lesbian", but first and foremost, "love". っていう一文。

「1番とほとんど差がない2番が『レズビアン』、でもやっぱり何よりもまず1番なのは『ラブ』だわ」っていう感じです。ちょうどこれとかかなりわかりやすい例かも、と今書いてて思いました。ティナ役のローレル・ホロマン(Laurel Holloman)もジェニー役のミア・カーシュナー(Mia Kirshner)も同じく「ラブ」を挙げてますね。それにしてもこの動画、キャストがオフカメラでも普通に仲がいいんだな~っていうのがよくわかってすごい素敵ーと思ったり、へレナ役のレイチェル・シェリー(Rachel Shelley)がF-word使ってて「意外ー」って思ったり、かなり楽しめました☆

次は映画「ジュノ」に出演していたエレン・ペイジ(Ellen Page)とマイケル・セラ(Michael Cera)のインタビューから1分39秒辺りです。


インタビュアーから「ジュノというキャラクターをどうやって生き生きしたものにしたの?」(How did you bring Juno to life?)って聞かれたエレンが答えているのがこちら。

I think, you know, first and foremost, it's about, this is gonna sound really cheesy, but about connecting your heart to someone else's heart.

ちょっと長いから先に説明しておくと、this is gonna sound really cheesy, の部分はエレンが自分が言おうとしたことがあまりにありふれているというか、嘘くさいというかだったので自分でそれを言う前に「これってものすごくありふれて聞こえちゃうんだけど」って断りを入れた部分で、文章に差し込まれている感じなので、ここを丸ごと省いてしまっても意味は成り立ちます。ということでわかりにくかったら、その部分は除いて考えてもOKです。

いずれにしてもエレンが言っているのは「まず第一に何より大切なのは、(これってものすごく安っぽく聞こえてしまうんだけど、)自分のハートを誰かのハートとつなげるってことかな」っていう感じです。first and foremost、使い方わかってきましたかー??

最後にダンスオーディション番組、「So You Think You Can Dance」から6分26秒辺りです。


このKupono&Ashleyというペアがこの回で踊ったのが、ウェイド・ロブソン(Wade Robson)が振り付けをしたジャズのroutine。もう振付師のウェイドの世界観が全開な感じですが、クラッシュテスト用のお人形さんっていう設定だって言ってますね。そしてダンスを披露した後のジャッジコメントで、ジャッジの1人であるナイジェル・リスゴー(Nigel Lythgoe)が振付師のウェイドについて、「ウェイドは天才で彼は人々がそれについて話をするようなダンスを作り出すんだ。好き嫌いはあってもね。そんなことは問題じゃない」って言ってます。

そして、They're talking about dance. That is so important. That is the mark of the true genius. So congratulations, first and foremost. って言ってます。「彼らはダンスについて話をするんだ。それがとても大切なことだよ。そしてそれが真の天才の証だよ。だからまず真っ先にそれにおめでとうを言うよ」って感じになりますかね。このウェイドって子供の頃からそれこそマイケル・ジャクソンのPVにダンサーとして参加したり、ジャスティン・ティンバーレイク(Justin Timberlake)とかブリトニー・スピアーズ(Britney Spears)をはじめとしてそうそうたる面々とお仕事している本当に天才なんですけどねー。

というわけで肝心の表現について全然触れてませんけど、もうこれも丸ごと覚えちゃうしかない表現かなって思います。個人的な感覚としては、文頭に使われて「まず何よりも」ってその後に来る部分を強調している感じで使われることが多いのかなーっていうイメージです。わりとよく耳にする表現だし、自分の言いたいことを「まずこれが何より一番!」って強調する時にもとってもベンリな表現なので、バッチリ自分のものにしてしまってくださいね!


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2009年6月25日木曜日

Don't take it personally.

今日は「Lの世界」です。このドラマでジェニー役を演じていたミア・カーシュナー(Mia Kirshner)がA&Eで23日からシーズン2が始まったドラマ、「The Cleaner」にゲスト出演するらしいです。私、ジェニーのキャラクターはあまりにクレイジーすぎて「・・・」ってなることも多かったけど、ミア自体はとっても可愛くて知的な感じで好きだったので私はこのドラマみたことないんですけど、楽しみですー!チラッとサイトを見た限り、「The Cleaner」って元ドラッグ中毒だったバンクスというキャラクターとその仲間達が、ドラッグとかギャンブルとかセックスとか色んな中毒になってしまった人たちを更正させるっていうお話みたい。しかもなんと実話に基づいているとか!ちなみにシーズン2のプレミアエピソードには、ウーピー・ゴールドバーグ(Whoopi Goldberg)がゲスト出演するらしいです。

そしてミアと同じく「Lの世界」組からはシーズン4でパピ役を演じていたジャニナ・ガバンカー(Janina Gavankar)のゲスト出演も予定されているみたいだから、Lの女優さんたちファンは必見ですね!ということで、シーズン2の予告編をどうぞ!面白そう!!日本でもやらないかしらー??


さてと、そんな「Lの世界」から今日取り上げるのは下の動画、46秒辺りのこちらのセリフ。



"Don't take it personally."


ベット(ジェニファー・ビールズ)の家にヘレナ(レイチェル・シェリー)の元パートナー、ウィニーが子供を連れて訪ねて来ているシーンです。ベットが子供達に向かって、「私のこと覚えてる?NYで会ったわよね?」(Do you remember me? We met in New York.)って聞いてますが、子供達はポカーンとしてます。そこでウィニーが言っているのが今日取り上げたセリフです。

直訳すると「個人的なものとしてとらないでね」というような感じでイマイチ意味がよくわからないかもしれませんが、要は「個人攻撃として取らないでね」とか「悪く思わないでね」とかいう感じの意味の表現です。例えば、相手が言ったことを批判しなければいけないような状況でこの表現を使えば、「建設的な意見だから言っているだけで、あなたを個人的に攻撃したくて言っているわけじゃないから悪くとらないでね」とか「個人的な攻撃をしていると受け取らないでね」みたいな意味になります。

ここもウィニーは、Don't take it personally, it takes more than one meeting. って言っているので、子供達がベットを忘れてしまっていることについて「悪く思わないでね。1回以上会わないと覚えないの」って言っているような感じかなって思います。

そういえばこのウィニー役、メリッサ・レオ(Melissa Leo)ですね!今年のアカデミー賞で主演女優賞にノミネートされてましたよね~。受賞は「愛を読むひと」のケイト・ウィンスレット(Kate Winslet)でしたけど、メリッサは「Frozen River」でノミネート。「愛を読むひと」はやっと日本公開になったけど、この「Frozen River」はいつ日本公開されるんでしょうか・・・??私、超見たいのにー。とりあえずDVDリリースでもいいので、早くして欲しいなー。

と、話がそれましたが今日のこの表現もわりとよく耳にするし、意外に使える表現なので他の例も見てみますね。「フルハウス」から3分4秒辺りです。


ミシェルがマシュマロのCM撮影をしている(のかな?多分)んですが、事前に練習でマシュマロを食べ過ぎてお腹がいっぱいで、肝心な撮影時にマシュマロを放り投げています。そしてあえなくクビに・・・。そこでジョーイがミシェルに「ミシェル、素晴らしかったよ。ただ僕達がマシュマロをいっぱい食べさせすぎたね」(Oh, Michelle. You were terrific. We just let you eat too many marshmallows.)って言った後で、Now, don't take this personally, you're fired. って言っています。

これも同じで、クビになるという事実を「個人的に受け止めちゃダメだよ」とか「個人攻撃と取っちゃダメだよ」って言って「君が悪いんじゃないんだよ」って慰めてあげている感じですね。

とこんな感じで使われるこの表現。個人的にちょっと思い出深い表現なんです。実は。学校に通っている頃に、クラスメイトがしたプレゼンの出来がイマイチでそれを先生がイマイチだったって指摘したんです。私としては先生の言うことがもっともだったんですけど、その子は頑張ったのに認められなかった!って思ったみたいでキレちゃって泣きながら先生に反論しだしたんですよね。そこで先生が、Don't take this personally. って言ったんです。「個人攻撃をしているんじゃないのよ」って意味ですよね、これも。「個人的な感情で責めているのではなく、プレゼンの出来を批評しているだけなんだからムキにならないで」ってことをその子に伝えようとしていた感じですね。

まぁ、その子はI am NOT taking this personally. (個人攻撃だなんて思ってないわ)って反論してましたけど・・・。そして2人の議論はさらにヒートアップして、私を含め他の学生達は置いてきぼりになったのでした(笑)。

この例もほんと典型的というか、この表現が良く使われるようなシチュエーションだと思うのでちょっとご紹介してみました。そんなわけで、この表現もわりとよく耳にするのでバッチリ身につけちゃいましょう!!


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2009年6月24日水曜日

I'm sick of you guys, period.

今日は「フリークス学園」です。視聴率が振るわずわずか1シーズンでキャンセルされたにも関わらず、カルト的な人気を誇るこのドラマ。出演者が揃いも揃って大出世してるんですよーって以前にも書いたことがありますが、さらに面白いのがこのドラマに出ていたメンバー、スタッフで今も映画作りをしているっていう点です。このドラマをプロデュースしていた、ジャド・アパトー(Jadd Apatow)は日本でもヒットした「40歳の童貞男」(脚本も担当)の監督なんですが、さらに「無ケーカクの命中男/ノックトアップ」という映画でも監督を担当。ヒロインは「グレイズ・アナトミー」のイジー役でおなじみのキャサリン・ハイグル(Katherine Heigl)。そして相手役がこの「フリークス学園」にケン役で出演していたセス・ローゲン(Seth Rogen)。さらにそのセスの友達役で、同じく「フリークス学園」でニックを演じていたジェーソン・シーゲル(Jason Segel)と、ビル役だったマーティン・スター(Martin Starr)が出演。そしてダニエル役を演じていたジェームズ・フランコ(James Franco)も彼自身の役で出演してます。

他にも「スモーキング・ハイ」「スーパーバッド 童貞ウォーズ」「寝取られ男のラブ♂バカンス」などにも、主要メンバーとしてこの辺の役者さんが出演していて、これだけ見てもこの「フリークス学園」が、今こうやって大人気になっていっているコメディドラマのベースになっていることがわかります。これだけのメンバーが揃っていたんだから、それは伝説のドラマ!と言われるのもわかるってものですねー。日本でDVD発売がされていないのが、本当に残念な限りです・・・。見たい人、いっぱいいると思うのになー。

さてそんな「フリークス学園」から今日取り上げるのは、下の動画53秒辺りのこちらのセリフ。



"I'm sick of you guys, period."


仲間と一緒に遊んでいる時に、父親の車をクラッシュさせてしまったリンジー(リンダ・カーデリーニ)。仲間にそそのかされて車を持ち出した上での事故で、いつもこの仲間達のせいでトラブルに巻き込まれると思ったリンジーは、優等生だった過去の自分に戻ろうとして服装も優等生な服を着て学校へ行き、自分をトラブルに巻き込んだ仲間と話をしているシーンです。

服装をからかわれた挙句、「今晩パーティあるけど?」(If it makes you feel any better, the party got moved till tonight.)ってダニエル(ジェームス・フランコ)がリンジーを誘っていますが、リンジーは外出禁止にされているので行けないって言ってます。さらに「あなたたちがいつも私をトラブルに巻き込むのには本当にうんざり!」(I'm sick of you guys getting me in trouble all the time.)と言っています。I'm sick of ~、って以前取り上げましたよね!?「~にはうんざり」って意味でしたよね?忘れちゃった人は4月27日の記事で復習してくださいね!

このセリフに続けてリンジーが言っているのが、今日取り上げたセリフです。注目したいのは、最後のperiod! の部分。period ってもちろん文の最後につけるこのマーク→「.」 のこと。このマークのことをあえて口に出すことで、「以上」とか「以上終わり」「議論はこれでおしまい」とかいう意味になります。これ以上の議論は不可能とか望まない時なんかに使われます。ここでもリンジーが「あなた達にはほんとうんざりなの!以上!」って友達をバッサリ切っている感じですね。

ちなみにその後でダニエルが、Maybe you're just on your period. って言ってますけど、ここのperiod は「生理」って意味ですのでお間違えなく。リンジーにperiod! って言われたダニエルが、その単語を別の意味で使って「多分ただ生理中なだけだよ」って言った感じ。そりゃ、リンジーがさらにキレるわ(笑)。

ちなみにこの動画、今まで取り上げてきた表現が満載です。25秒にpissed(Was he pissed?)、35秒にYou know what?、38秒にgrounded('cause now I'm grounded,)、44秒にWhy don't you ~?(Why don't you go to hell?)、1分5秒にfigure out(You figured it out.)って感じ。全部これまでに取り上げてきた表現なので、合わせて復習復習!

これもよーく使われるので、他の例もみながら使われ方確認してみたいと思います。次はダンスリアリティ番組、「So You Think You Can Dance」から4分31秒辺りです。


毎週ペアで与えられたダンスを披露して、全米からの電話投票でコンペティションが行なわれる「アメリカン・アイドル」のダンス版のようなこの番組。MaxとKaylaというペアがダンスを披露してその後で審査員からコメントを受けています。そこで審査員の1人、Lil' Cが言っているのがこちらのコメント。

Kayla, I have nothing to say to you. You're amazing, period. これも同じですね。Kaylaのダンスが素晴らしかったことを褒めて、「Kayla、君には何も言うことはないよ。素晴らしかった。以上。」って言っている感じですねー。これ以上ない褒め言葉って感じですよね!?だって「言うことなし!」なわけだから。

最後は「Lの世界」でベット役を演じているジェニファー・ビールズ(Jennifer Beals)が、フィリス役のシビル・シェパード(Cybill Shepherd)と一緒に、トークショーの「The View」にゲスト出演した時のインタビューから4分56秒辺りです。


司会の1人から「ゲイの人たちだけじゃなくて、ストレートの女性達もこのドラマに夢中になっている人がいっぱいいますけど、そのことに驚いていますか?それってどういうことなんでしょう?」って聞かれたジェニファーが、Not really, because there's the power in female friendships, period. って答えてます。ここも「驚いてはいないわ。女性の友情に力があるってだけだわ」って感じかな。要は女性の友情を描いていることがゲイだけではなく、ストレートの女性達からも支持されている要因っていうことを言っている感じですね。そして、それが理由の全て!って言い切っているような感じですね。

あー、それにしてもこのインタビュー、インタビュアーの質問がくだらなすぎてイライラしちゃう(笑)。でもそれをうまーく受け流しているジェニファーが知的で超素敵!!ほんと綺麗だな~、ジェニファー☆

こうやって見てくると、言い切りでバシッと自分の意見を言うような時、これ以上はなにも言うことがない、それが全てだよ、というような時に使われているのがわかりますよね。ドラマや映画にもよーく出てくる表現なので、これも使い方覚えておくときっと役に立つと思います!


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2009年6月23日火曜日

I would like to talk to you privately, please.

今日は「Lの世界」です。このドラマでアリス役を演じているレイシャ・ヘイリー(Leisha Hailey)。彼女は女優さんだけでなくミュージシャンとしても活躍していて、今はUh Huh Her というバンドのメンバーであることでも有名です。そんなUh Huh Her、「Lの世界」シーズン5のCMを先日TVで見かけた時にこのバンドの曲が使われていましたけど、実はドラマにも露出しているんです。どんな形かというと、Tシャツ!たまーに「Lの世界」のキャラクター達が衣装として、Uh Huh Her のTシャツを着ているんです。例えば、シーズン5ではシェーン役のキャサリン・メーニッヒ(Katherine Moennig)が。





ちょっと見えにくいけど、わかりますかね??それ以外にもアリスの彼女、ターシャ役のローズ・ローリンズ(Rose Rollins)がシーズン6で着ていたり。少なくとも2回くらい着ていた気がします。例えばこの下の動画で着ている白いTシャツもそう。


地味ーに宣伝活動中のUh Huh Her です(笑)。ちなみにもう1人のバンドメンバー、カミラ・グレイ(Camila Grey)もとっても美人さんです。ていうことで、ミュージシャンなレイシャはこちらのPVでどうぞー。曲は私が見たCMでも使われていた、Not A Love Song です。


さてそんな「Lの世界」から今日取り上げるのは、下の動画2分2秒辺りのこちらのセリフ。



"I would like to talk to you privately, please."


ベット(ジェニファー・ビールズ)が浮気をしたと勘違いしたジェニー(ミア・カーシュナー)が、ベットにパートナーのティナ(ローレル・ホロマン)にそのことを話したのか、と言って迫っているシーンです。そこでまずベットに声をかけた時にジェニーが言っているのが今日取り上げたセリフです。

注目したいのは、privately の部分。よく芸能人が「あ、プライベートなんで写真はちょっと」(笑)とかいうのを耳にしますが、その場合のプライベートは「個人的な」とか「私用の」とかそっちの意味になると思うんですが、今日取り上げた様なケースでは、「内密に」とか「私達だけで」とかそんな意味になります。だからここでは、ジェニーがベットに「内々に2人だけでちょっと話がしたいんだけど」って言っている感じです。

これも非常に良く使われる表現で、全く同じ形でなくても似たような表現もいくつかあったりするので、今日も他の例、見ていきたいと思います。まずは「ゴシップガール」から1分57秒辺りです。


ダン(ペン・バッジェリー)が彼女であるセリーナ(ブレイク・ライブリー)に、自分が新しく友達になったサラを紹介している場面です。ただ、このサラ、実は偽名で本名はジョージーナ。セリーナの昔の友達で、セリーナが隠している過去を知っている人物なんです。だからジョージーナの顔を見た瞬間、顔色の変わったセリーナが言っているのが、Dan, can we talk in private, please? というセリフです。

これも上の「Lの世界」の例と同じですが、privately の代わりに in private って形が使われています。このin private って形で、「内密に」とか「私達だけで」という意味で使われることも本当に良くあります。というか、privately よりも in private の方がよく聞くんじゃないかってくらい。なのでこっちもバッチリ覚えておきましょうね!ここの文全体での意味は「ダン、ちょっと2人だけで話せる?」って感じかな。

さて、もう1つ。ちょっと変則パターンを。「フリークス学園」から2分26秒辺りです。埋め込み出来ない動画なので、リンクからご確認をお願いします。

http://www.youtube.com/watch?v=DeIPAdC3TUE

サム(ジョン・フランシス・デイリー)が母親と電器屋に出かけたところ、親友ニールの父親が知らない女性と抱き合っているところを目撃してしまったシーンです。ニールの父親は高校の同級生だって言い訳してますが、見るからに怪しい・・・。そしてそこでニールの父がサムに言っているのが、Can I have a word with you in private? っていうセリフ。

have a word with っていうのは「相談などのために少し話をする」「言葉を交わす」みたいな意味なので、これも上の例と同じで「2人だけでちょっと話が出来るかな?」っていう感じの意味になります。ね?これもまた in privete が使われていますよねー。

ということでちょっとバリエーションは色々ありましたけど、自分が一番覚えやすい例を1つ覚えておくとかなり使える、便利な表現だと思います。バッチリ頭に入れちゃいましょう!!


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2009年6月22日月曜日

Behave yourself.

今日は「ER 緊急救命室」です。先日長く続くアメリカドラマでは、最終回でそのドラマの開始当初のシーンをセルフモチーフにすることがあるんですよーって書いたんですが、今日は「ER」からそんなセルフモチーフシーンをご紹介。まず、15年前(!)の記念すべき「ER」パイロットエピソードの頭のシーンを見て頂いて。


ジョージ・クルーニー(George Clooney)が人気が出たのはここからだったなーとか、私、ルイス先生が大好きだったわー、この頃。なんてことも思い出しつつ、こちらが4月(だったっけ?)に放送されたシーズン15の最終話からの1シーン。


パイロット版で同じシーンを演じているグリーン先生は途中で病気で亡くなってしまったから、このシーンは今のERドクター、モリスでオマージュされてます。でも看護婦のリディアは同じなのー!同じ役を15年・・・。すごいですよねー。シーズン1からのファンにとっては「おおっ!!」って思わされる、たまらないシーンだったと思います。

ついでにその「ER」ラストエピソードのオープニングクレジット動画も貼っておきますね。現役キャストを差し置いて、カーター役のノア・ワイリー(Noah Wyle)が1番にクレジットされてます。まぁねー、ER=カーターってイメージはやっぱりあるので、当然といえば当然かな。ゲスト出演した旧キャストと、現役キャストが入り乱れてクレジットされていて、なんだかこれを見ているだけで「ER」の歴史を感じて終わってしまうことを残念に思ったのでした・・・。


さて、今日はそんな「ER」から下の動画18秒辺りのこちらのセリフです。



"Behave yourself!"


看護師のサム(リンダ・カーデリーニ)が息子アレックスの行いが悪いため更生施設に入れることにして、その施設にアレックスを連れてきたシーン。アレックスにお別れを言っているサムが言っているのが今日取り上げた、Behave yourself. です。これで、「行儀よくしなさい」とか「慎重に行動しなさい」みたいな意味になる表現です。子供とかに言うことが多いのかな、やっぱり。「お行儀よくね!」みたいな感じでね。ここもアレックスを施設に置いていくサムがアレックスに対して、「お行儀良くしてね」って言っている感じですかね。

あー、それにしてもサムはほんと大変な人生ですよね・・・。仕事も超できるし、シングルマザーとして一生懸命働いて息子を育てているのに、息子はグレるし、元旦那はサムとアレックスを誘拐して結局サムが自己防衛で殺してしまったし・・・。男を見る目がないんですかねー。ちなみにサム役のリンダ・カーデリーニ、途中から髪の色がブルネットになるんですけど、個人的にはブロンドの方が好きー。

さてとこれも他に使われているシチュエーションを見てみます。同じく「ER」から1分辺りです。


こちらも患者として病院に来た車椅子の少年ダニエルが、隣のベットの少年に絡んだりしているシーンから。カーターがダニエルのママに座って待合室で待つように勧めていて、ママがダニエルの元を離れる時に言っているのが、You behave yourself. というセリフ。これも同じですね。ダニエルは学校でクラスメートと喧嘩をして、それで怪我をして病院に運ばれてきているし、他の少年に絡んでいったり荒れ気味なので、お母さんが「お行儀よくしててね!」って言っている感じですね。ま、ダニエルは筋ジストロフィーを患っていて、みんなから同情をされて対等に扱われないのが不満で荒れているんですけれども。

そしてこのダニエル役の男の子。見覚えないですかー??これ、今公開中の「トランスフォーマー2」でも主役を演じているシャイア・ラブーフ(Shia LaBeouf)です!ほんとビックリするくらい若いっ!これ、2000年に放送されてるので、シャイア13歳ですねー。これが、9年経つとこうなる(笑)。


って話がそれましたけど、これもちょくちょく耳にする表現です。表現としては短いし単語的にも難しくないので、サクッと丸ごと覚えちゃいましょう!


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2009年6月21日日曜日

After everything that Jenny's been through?

今日は「Lの世界」です。遊び心満載のこのドラマ。以前にアリス役のレイシャ・ヘイリーのCMモチーフについて書きましたけど、今日はこちらのシーンをご紹介。


シェーン(キャサリン・メーニッヒ)とジェニー(ミア・カーシュナー)が話をしているシーンなんですけど38秒辺りでジェニーが、Are you gonna do Patrick Dempsey's hair for some kind of commercial this morning? ってシェーンに聞いているんですよね。シェーンは美容師なので、「今日はコマーシャル撮影でパトリック・デンプシーのヘアセットをするの?」って今日の仕事について聞いてます。このパトリック・デンプシーって言わずと知れた「グレイズ・アナトミー」のデレク役でおなじみの俳優さん。

でね、それはいいんですけどその後のシェーンの答えが、I'm doing Eric, Eric Mabius. なんですー!「エリック・メビウスのセットをするんだ」って言っているんですけど、このエリック・メビウスって今は「アグリー・ベティ」のダニエル役で有名だけど、その前には「Lの世界」にもシーズン1にジェニーの恋人ティム役で出演していて。ジェニーが女性に目覚めてしまって振り回されるって役だったんですけど。エリックが「Lの世界」に出ていたことを知っている人は絶対ニヤリとしてしまうシーンになってます。あえてエリックの名前を出している辺り、制作陣が楽しんで作っていることがわかりますねー!

ちなみにこのシーン、アリスがジェニーとシェーンが関係を持ったことを察知してしまうシーンで、アリスのリアクションが超面白いです!

さてとそんな「Lの世界」から今日取り上げるのは、下の動画1分30秒辺りのこちらのセリフ。



"After everything that Jenny's been through?"


シェーンが親友&ルームメイトであるジェニーが別れた直後の元彼女ニキ(ケイト・フレンチ)と関係を持ったことで、ジェニーがシェーンを締め出している状況。それを隣に住む友達のベット(ジェニファー・ビールズ)とティナ(ローレル・ホロマン)のカップルが見て、シェーンたちについて話をしているというシーンです。ベットは「かわいそうなシェーン」(Poor Shane.)とシェーンに同情的ですが、ティナは「ジェニーがシェーンと二度と口をきかなくても、私は責めないわ」(I wouldn't blame Jenny if she never spoke to Shane again.)とか「シェーンがしたことは許されないことよ」(It was unforgivable what Shane did.)と言ってシェーンのした行動に否定的。ま、元々ベットは浮気性なところがあるし、ティナは一筋なタイプなので、その辺が意見に反映してます(笑)。

そしてそこでティナが言っているのが今日取り上げたセリフ、It was devastating. After everything that Jenny's been through? です。ポイントはhave been through の部分。これで「経験する」とか「色んな目に合う」とかいう意味になる表現です。「苦労してきた」みたいな意味が含まれることも。ここではティナが「ジェニーが味わってきた色んなことの結果がこれ?悲惨すぎるわ」って言っている感じかな。ジェニーは信頼していたアシスタントに裏切られて仕事を失ったり、ニキとも別れなきゃいけなかったり、色々大変な時期を過ごしていたんですね。そして最終的にシェーンの裏切りなので、そのことをティナが指して言っている感じ。

ちなみにこの後でベットが、Poor Shane, been through a lot too. って言ってます。これも同じ発想。「シェーンだって色々苦労してきたわよ」みたいな意味。やっぱりベットはシェーンの肩を持ってます(笑)。

これもこう意味を日本語で考えていてもイマイチイメージがつきにくい感じがするので、いくつか例をみていきたいと思います。まずは「ER 緊急救命室」から1分56秒辺りです。


自分の教え子ルーシーと共に精神を病んだ患者に刺され、ルーシーは死亡、自分も大怪我をしたカーター。自暴自棄になって、病院の薬を用いて薬物中毒になってしまいます。それを同僚に見つかってしまい、呼び出しを受けているシーン。カーターに残された選択肢は、薬物中毒の更生施設へ行ってリハビリを受けるか、クビかだって言われています。

そしてそれを聞いたカーターが言っているのが、You have no idea what I’ve been through these last a few month. っていうセリフ。これも上の例と同じで、have been through が使われていますよね?ここも「経験してきた」みたいな意味になるので、文全体では「僕がここ数ヶ月どんな経験をしてきたかなんて、あなたたちにわかりはしないさ」って感じかなって思います。

次は「アグリー・ベティ」から56秒辺りです。


アマンダ(ベッキー・ニュートン)がルームメイトとして越してきて以来、今まで以上に出費がかさんでいるベティ(アメリカ・フェレーラ)が「どうして2人で住んでいるのに、今まで以上にお金を払っているんだろう、私?」って姉のヒルダに愚痴っているシーンです。ま、アマンダがちゃんと家賃を払っていないし、ベティのモノを勝手に食べたり飲んだりするのが原因なんですけどね(笑)。そこでヒルダが「『家賃、どこ!?』って言ったの?」(Have you tried, "Where's my rent, bitch?")って聞いてます。

そこでベティが言っているのが、No. Look, Amanda has been through some really tough times lately. というセリフです。また出てきましたね、have been through。今度は後ろに、some really tough times が付いているから、「本当に大変な時を過ごしてきた」って感じの意味になりますね。文全体では、「ううん。だってアマンダは最近本当に大変だったから。色々あって」みたいな感じですよね。

優しいなぁ、ベティ。さらには「アマンダは間違った決断をいっぱいしたし、借金もいっぱい作ってしまったけど、でもそんな生活を一変すべく一生懸命頑張っているから」(She made some bad decisions. Yes. And she got herself into a lot of debt. But I really do think, like, she's trying to turn her life around.)とまで言ってアマンダをフォローしてますもんね。ま、そのアマンダは、お買い物袋をいっぱい抱えて帰ってきてしまうわけですけども(笑)

最後は「ラリー・キング・ライブ」にライオネル・リッチー(Lionel Richie)とニコール・リッチー(Nicole Richie)親子が揃って出演した時のインタビューから、1分2秒辺りです。


司会のラリー・キング(Larry King)が、Nicole, you have been through some turbulent times. ってニコールに切り出してます。これ、上の「アグリー・ベティ」の例とほぼ同じ形ですよね?tough times なのか、turbulent times なのかの違いはあるけど、それは使っている表現が違うだけですし。ここは意味的に「ニコール、あなたは荒れていた時期がありましたよね」とか「大変な時期を過ごしましたね」みたいな感じかな。ニコールはドラッグ中毒だった頃とかがあるし、パーティ三昧だった頃もあるし、その辺を指して言っている感じかなって思います。

それにしてもこのインタビューを見てもわかるように、ニコールは本当に落ち着きましたねー。ママになってパートナーのジョエルにも支えられて、ほんと素敵になったと思います☆そして相変わらず英語がとっても聞きやすい(笑)。それは関係ないか。パリスもニコールみたいに方向転換できたら良かったのにね。まだまだ落ち着かないですよね。彼女は。

さてと、今日の表現もこんな感じでよーく使われます。have been through って現在完了の形なんですけど、そういう文法的なことはあまり考えず丸ごと覚えてしまえばOKだと思います。そしてもうちょっと余裕があれば、through の後ろにa lot やら tough times やらがつくと、大変な思いをいっぱいしてきた、みたいな意味になるんだなーってことも合わせて覚えておくといいと思います!とってもよく聞く表現なので是非バッチリ覚えちゃってくださいねー。


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2009年6月20日土曜日

Why don't you come find me?

今日は「ゴシップガール」です。新シリーズにあたるシーズン3がアメリカでは9月14日から開始されることが発表されたこのドラマですが、そんなドラマにネイト役で出演しているチェイス・クロフォード(Chace Crawford)が、アメリカ・ピープル誌の選ぶHottest Bachelor(一番ホットな独身男性)に選ばれたとか。まぁねー、「ゴシップ」男性陣の中では一番正統派イケメンですよね、チェイス。そんなチェイスは「ハイスクール・ミュージカル」のザック・エフロン(Zac Efron)が降板した後、映画「Footloose」のリメイク版への出演が決まったり、なかなか忙しそう。そういえば、ちょっと前にはレオナ・ルイス(Leona Lewis)の「I Will Be」っていう曲のPVにも出演してましたね。私は正直チェイスの顔は男前過ぎてタイプじゃないんですけど、声が大好きです。低くて甘くて、あんな声でささやかれたらほんとクラッときますね(笑)。ということで、チェイスの出演しているレオナ・ルイスのPV貼っておきます。


さてそんなチェイスも出演する「ゴシップガール」から今日取り上げるのは、下の動画49秒辺りのこちらのセリフ。



"Why don't you come find me?"


セリーナ(ブレイク・ライブリー)とダン(ペン・バッジェリー)が街で偶然はち合わせ。おしゃべりをしているシーンです。ダンはキューバサンドウィッチ(って何?)を買って帰る途中なんだって言ってます。そこへセリーナとお買い物中だったブレア(レイトン・ミースター)が戻ってきて、ダンがいるのを見つけて「ここで何してるの?豚肉とチーズの匂いがするのは気のせい?」(What are you doing here? Do I smell pork... and cheese?)って言ってます。ダンのサンドウィッチが臭ったわけですね(笑)。ブレアはダンがお金持ちの家の子じゃないので、仲間だとは思っていないので若干つらく当たり気味。

そして続けて、Ok, well when you're done with your charity work, why don't you come find me? と言っています。今日取り上げたいのはこの、Why don't you ~? という文の形。これ、中学校の時に習った記憶があるので、基礎中の基礎かもしれませんけど一応改めて。これは、「~したらどう?」「~しませんか?」「~した方がいいよ」みたいな意味になる表現。ここではブレアが立ち去る前に、セリーナに向かって「チャリティ仕事が終わったら、私のこと探しに来たらどう?(探しに来てね)」って言っている感じです。

ダンのことをセリーナがしてあげているチャリティ扱い(笑)。かわいそうなダン。でもこれがQueen B と呼ばれるブレアの真骨頂ですからねー。さすが!

これも超超よく使われる表現なので、色々例を見てこんな時につかうんだなーっていうのをつかんでいきましょう。まずは「CSI:科学捜査班」から43秒辺りです。


一度はグリッソム(ウィリアム・ピーターセン)の元を去ったサラ(ジョージャ・フォックス)が、ある事件があって一時的にラスベガスに戻ってきています。元恋人同士の2人だし、気持ちが離れて別れたわけでもないのでお互い離れがたい感じ。グリッソムはラボからの電話にも出ていません。サラが「しばらくどこか遠くへ行くべきよ。私達」(Maybe we should go away for a while.)と言っていますが、グリッソムはそれは出来ないと答えています。

そして代わりに、Why don't you stay? って言っています。これもWhy don't you ~? の形で、「君が留まったらどう?」って聞いている感じですよね。グリッソムはサラにここにいて欲しいって思っているから。サラは元々CSIの仕事で心が壊れそうになってラスベガスを去ったので、「ここにはいられないわ」(I can't stay here.)って言ってますけどね。

もっと見ていきましょうね。次は「Lの世界」から7秒辺りと、27秒辺りです。


シェーン(キャサリン・メーニッヒ)が親友かつルームメイトであるジェニー(ミア・カーシュナー)が別れた直後のニキ(ケイト・フレンチ)と関係を持ったことで、ジェニーがシェーンに大激怒。家からも追い出されてしまってます。その翌朝、みんなが集まるいつものカフェへやって来たシェーンにヘレナ(レイチェル・シェリー)が気づかって声をかけているのが、Shane, why don't you come sit with me at the counter? というセリフです。ジェニーがものすごく怒っていることを知っているヘレナが、シェーンがジェニーのいるテーブルにいかなくてもいいように気を使って、「シェーン。私と一緒にカウンターに座らない?」って誘っている感じです。

その後テーブルへ行ったシェーンにベット(ジェニファー・ビールズ)が、Shane, why don't you have a seat? って声をかけています。これも「シェーン、座ったらどう?」って椅子をすすめてあげている感じ。ジェニーが怒っていることはみんな承知だから、ベットもシェーンが座りやすいように気を使ってあげているわけです。まぁ、ジェニーは「シェーンがそこに座るなら、私は帰るから」(If she sits there, then I'm gonna leave.)って感じで、怒り収まらず・・・ですけどね。

お次は「フレンズ」から、19秒辺りです。


レイチェル(ジェニファー・アニストン)とフィービー(リサ・クドロー)にわがままだと言われたモニカ(コートニー・コックス・アークエット)が、チャンドラー(マシュー・ペリー)に自分はわがままじゃない、と言わせているシーンです。モニカは、Why don’t you tell them what you were telling me earlier about me not being high maintenance? って言ってます。もうわかってきましたよね?「彼女達にあなたがさっき言ってた、私はわがままじゃないって話をしてあげたらどう?」って感じです。

今度は「ヴェロニカ・マーズ」から59秒辺りです。


このエピソード、「ゴシップガール」のブレア役でおなじみ、レイトン・ミースターが出演してるんですねー。レイトン演じるキャリーが教師の1人と関係を持った上に捨てられたって訴えていて、それをヴェロニカ(クリスティン・ベル)が調査中。ヴェロニカは「ルークス先生と4月23日にホテルで一晩過ごしたって言ったけど、この話には問題があるんじゃない?」(You said you spent the night in a hotel with Mr. Rooks on April 23rd, but there's a problem with that story, isn't there?)ってキャリーの話につじつまが合わないところがあるんじゃないか?って迫ってます。

そこでキャリーが言っているのが、Why don't you tell me? It's obvious you're dying to. というセリフ。これももうわかりますよね?「ハッキリ言ったらどう?そうしたいのはミエミエよ」って感じです。ヴェロニカに「言いたいことがあるならハッキリ言えば?」って言っている感じですね。

最後は映画から。「きみに読む物語」(原題:The Notebook)の1シーンから、11秒と37秒辺りです。


大恋愛中のノア(ライアン・ゴスリング)とアリー(レイチェル・マクアダムス)ですが、アリーはお金持ちの家の子供で夏を過ごす為に街を訪れているだけなので、2人は身分も違うし、夏が終われば離れ離れだし前途多難。アリーが夏が終わったらNYへ行くことを知ったノアが、「僕ら、うまくいかないと思う」って言った直後のシーンです。

別れたくないアリーはノアに八つ当たり。「どうせ別れるっていうなら、なんで夏が終わるまで待つ必要があるの?ねぇ!」(If you're going to do it, why wait until the summer ends, huh?)って言った後に、Why don't you just do it, right now? って言ってます。「今別れたらどう!?」って言っている感じですね。思ってもないのにねぇ・・・。若い日の恋愛は激しいものです(笑)。

さらに自分から「もう終わりよ!」(It's over!)と終わりを宣言した挙句に、「大っ嫌い!」(I hate you!)とまで・・・。かわいそうなノアは叩かれるわ、言われっぱなしだわ、です。そしてそこでアリーがサラに言っているのが、Why don't you, why don't you just go? Get out. です。「もう行ったらどう!?帰って!」って感じですね。

てなわけで、例を取り上げようと思ったら数え切れないほど、とにかくよく使われるWhy don't you ~? ~の部分が結局大事になってくるわけですけど、少なくともWhy don't you ~? って文頭が聞き取れたら、「あれ?今何か提案された?」とか「勧められた?」とかわかるし、それだけで状況から大体何を言っているかわかったりすることもあるので、今日の表現もバッチリ頭に入れつつ、自分で使える状況や自分だったらこういう時に使うかな?とか考えてみるとよいと思います!


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2009年6月19日金曜日

I swear to God, if you repeat that I will have to kill you.

今日は「Lの世界」です。このドラマでヘレナ役を演じているのがイギリス人女優、レイチェル・シェリー(Rachel Shelley)。英語ブログ的なことを書くと、「Lの世界」の仲間達のうち、へレナだけイギリス英語を話すので他のみんなと使う単語がちょっと違ったり、発音ももちろん違ったりしています。ちょっと気にして見ていたら面白いかも。さて、今日はそんなレイチェルがSnow Patrolの「Run」という曲を口パクしている動画をご紹介。プライベートで撮った動画が、友達から流出したとかしないとかいう動画らしいんですが、「Run」自体は悲しい曲なのにレイチェルの壊れっぷりがかわいいです☆オチャメ度高し!そういえばレイチェルが演じるヘレナも初登場のシーズン2から、最後のシーズン6までの間に全く別人のようなキャラに変身したなー(笑)。

ということで、是非どうぞー。この歌、レオナ・ルイス(Leona Lewis)が歌ってるバージョンもありますよね。そういえば。レオナ版もしっとりしていて結構好きです☆



今日取り上げるのはそんな「Lの世界」から下の動画、11秒辺りのこちらのセリフです。




"And I swear to God, if you repeat that I will have to kill you."


この動画、何度か取り上げていますがアリス(レイシャ・ヘイリー)が知り合いのレズビアンの関係図(チャート)を作っていて、そのチャート上で何人か間に挟むと、みんな繋がりがあるっていう説を唱えているんです。そしてデイナ(エリン・ダニエルズ)もそのチャートに載せようって話してます。デイナは「これってバカげてるわ。私今までに2人としか関係を持ったことないのよ。」(Allright, this is ridiculous. I've only slept with two girls my whole life.)って言ってます。そしてその後で言っているのが今日取り上げたセリフです。

ポイントは、I swear to God の部分。もう意味はそのままなんですが「神に誓って」っていう意味になる表現。これもほんっとーによく聞きます。ただ「誓うよ」って言うよりも、「絶対に!」みたいな意味を持つから、ちょっと強くなりますよね。強調って感じ。文全体では「それ(2人としか関係を持っていないこと)を口外したら、神に誓ってあんたを殺すからね」って言っている感じです。デイナってプロテニスプレーヤーでゲイであることを公表もしていないので、その辺かなりセンシティブになっているのです。

さて、この表現もとにかくよく出てきます。今までに取り上げた動画の中にもいっぱい出てきていました。ということで過去に取り上げた動画を含め、いっぱい例を見ていきます。まずは同じく「Lの世界」から1分42秒辺りです。



自分の映画脚本のアイディアが、ジェニー(ミア・カーシュナー)が書き上げて大金で売った脚本に使われていると知って、大激怒のアリス(レイシャ・ヘイリー)。ジェニーの所に文句を言いにいくのですが、ジェニーはただの偶然だと言って聞き耳持たずです。挙句の果てには「アイディアの泉ってものがあってね。ライターはみんなその泉から水を飲んでいるのよ(だからアイディアが似てしまうこともあるって暗に言ってる)」(It's something called the idea well, OK? There is a well. All of the writers drink from the same fountain.)と言い出す始末。

そこで怒ったアリスが、ジェニーの彼女シェーン(キャサリン・メーニッヒ)に言っているのが、If you continue to shack up with this fucking lying, stealing snake in the fucking grass, I swear to God I cannot consider you to be my friend anymore. っていうセリフ。「もしあんたがあの嘘つきで人のものを盗むような蛇(ジェニーのことです)と関係を持ち続けるんだったら、私、神に誓ってあんたと友達止めるからね!!」って言っている感じ。「神に誓って」って言うことで怒りの度合いが増してますねー。ちょっと早口だけど頑張って聞き取ってみてね。

にしても、シーズン6のジェニーはひど過ぎる!!私、ジェニーのこと好きですけど、これはいくらなんでも・・・。ストーリー展開上仕方ないにしてもキャラ壊れすぎ(笑)。このキャラを演じきっているミア・カーシュナーは素晴らしい!!って思いますけどねー。

まだあります。「Lの世界」から53秒辺り。



映画のディレクター、ジェニーがシーンを撮影中。主演女優ニキ(ケイト・フレンチ)と付き合っているジェニーですが、ニキが相手役の男性と関係を持ったことを見抜いてしまってます。ニキは「パーティの後で酔っ払ってたし、何の意味もないのよ。間違いだったの」(I was drunk, it was after the party. I was drunk, it was after the party. It was a mistake.)って言ってます。

そしてさらにニキが言っているのが、I swear to God, Jenny, I wish it was you and I'm so sorry, and I will never do it again. っていうセリフ。これも「ジェニー、神に誓って相手があなたならって思うし、本当にごめんなさい。二度としないわ」って感じですね。ここも「ジェニー意外に興味はないんだよ!」ってことをニキが強調しているイメージですよね。ジェニーとニキのカップルは可愛くて好きだけど、どうにもニキが遊びたがりで困りますねー。ニキが遊んだ、と知った時のジェニーの悲しそうな表情がかわいそうでなりません・・・。

次は「ER 緊急救命室」から59秒辺りです。



グレッグのチャリティデートの相手が男性だったことをモリス、レイ、フランキー辺りがバカにしています。それを聞いていたアビー(モーラ・ティアーニ)は「あなたたちが女性嫌いから同性愛嫌いにひとっ飛びできることに、ほんとに感心しちゃう」(It’s really impressive how you guys can leap from misogyny to homophobia in a single bound.)って皮肉ってます。さらに、「なんでここの人はみんなそんなに偏屈なの?」(Why is everybody so bigoted around here?)とも。それを聞いていたモリスが、アビーの彼氏であるルカに、「ねぇ、コバッチュ。君のオンナがおかしな発言をしだしたよ」(Hey Kovac, your woman's starting to sound a little kooky.)って言ってます。もう、モリスー!!って感じ。

それを聞いたアビーが言っているのが、Oh, Morris, I swear to God, if you ever, ever refer to me as someone else's woman ever again, I will slap you silly with this hole punch! です。ちょっと長いけど、「モリス!もし私のことをもう1回でも誰かのオンナなんて呼び方したら、神に誓ってあんたのこと、このパンチでひっぱたくからね!!」って感じかな。こういう強気なアビーが大好きです!(笑)

まだまだあります。次は「フリークス学園」から5分2秒と5分4秒辺り。



リンジー(リンダ・カーデリーニ)がハロウィンに友達とハロウィンのカボチャを壊したり、ポストを壊したりして遊んでいて、最後に通行人に卵を投げつけることになって卵を投げたんです。そしたらその卵を当てた相手が弟のサム(ジョン・フランシス・デイリー)だったことに気づき、リンジーが焦っているというシーンです。謝りに戻ったリンジー達。怒っているサムに、リンジーの友達ニック(ジェイソン・シーゲル)がLook, she's really really upset, kid. I swear to God. って言ってます。「お前の姉ちゃん、すごくすごく心配してたんだぞ。神に誓って」って言っている感じ。リンジーをフォローしてあげてるやさしいニックです。

さらにリンジーも、It's true, Sam. I swear to God. って言ってます。ここは「本当だよ。サム。神に誓ってホント」って言っている感じですね。やっぱりこの表現をつけることで強調されますね。

最後は「ヴェロニカ・マーズ」や「HEROES」でおなじみ、クリスティン・ベルのインタビューから2分32秒辺りです。



見た目が若いっていう話をしているクリスティン。「ヴェロニカ・マーズ」でも実年齢24歳で16歳の高校生の役をやっていたくらいですもんね。「若く見えることでどう?」って聞かれたクリスティンが「大変なのよ。どこに行っても身分証明書を出せって言われるし。R指定の映画に入るのとかね」って言ってます。その後で、I get crayons at the restaurant. I swear to God. って言ってます。「レストランで、クレヨンもらったりとかね。神に誓ってホントよ」って感じですね。ていうかどんだけ若く見えるんだって話ですよね。クレヨンもらった時、クリスティン18歳だったらしいですけど(笑)。アジア人が若く見えるのはよく聞きますけど、ほんとクリスティンは童顔なんですね。

さて、今日のこの表現ってあってもなくても元々の文章の意味を変えることはないんだけど、つけることによって「ほんとなんだよ!!」って、言っていることを強調している感じですね。とにかくよく耳にする表現であることは間違いないので、意味的にも難しくないし、丸ごと覚えておけばオッケーかなと思います。



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2009年6月18日木曜日

I'm super flattered.

今日は「グレイズ・アナトミー」です。どうやらジョージ役のT.R.ナイト(T.R.Knight)の降板が決定的だと報じられている今日この頃。そうかー、うーん、残念・・・。まぁそう聞いてはいたけど、ジョージのキャラクターってとっても貴重だったのになぁ。私はわりと好きなキャラクターだったので寂しいです。代わり、にはならないかもしれませんが、シーズン5にアリゾナ役で出演していたジェシカ・キャプショー(Jessica Capshaw:上の写真)はレギュラーキャスト入りだそうです。これ、朗報!シーズン5ではサラ・ラミレス(Sara Ramírez)演じるカリーとアリゾナがいい感じだったから、これでイマイチ恋愛に恵まれていなかったカリーにも春が訪れるのかな。カリー、好きなのでそれはちょっと嬉しい☆

ちなみにこのジェシカ・キャプショーって女優のケイト・キャプショー(Kate Capshaw)の娘で、そのケイト・キャプショーがジェシカを連れて再婚した相手があの映画監督、スティーブン・スピルバーグ(Steven Spielberg)!てことは、ジェシカはスピルバーグの義理の娘ってことですねー!そんなジェシカ、「Lの世界」にジェニファー・ビールズ(Jennifer Beals)演じるベットに恋をする学生、ナディア役でもチラッと出演していたり、「ザ・プラクティス」にジェイミー役で出演したりしてました。

さてそんな「グレイズ・アナトミー」から今日取り上げるのは、下の動画1分7秒辺りのこちらのセリフ。



"I'm super flattered."


アリゾナに突然キスをされたカリーがアリゾナをデートに誘っているというシーン。でもアリゾナの答えは「ノー」(I guess, my answer is no. I'm sorry.)。アリゾナからキスをしてきたわけで当然OKだと思っていたカリーは困惑。アリゾナはカリーが女性とのお付き合いの経験があまりないことを知って、「私、小児科で働いていて、1日中新生児に囲まれているじゃない?だから私生活ではそうならないようにしてるの。でも誘ってくれてありがとう」(I work in peds, I spend my entire day around newborns, so I try not to in my personal life. Thanks for asking, though.)って言ってます。経験の少ないカリーを赤ちゃん扱いしているわけ。

そしてこのセリフの後に言っているのが、I'm super flattered. Super! です。このI'm flattered. という表現もこれまた超よく聞く表現で、意味的には「光栄で嬉しく思う」というような感じです。flatter の単語の意味を考えてその受動形で・・・って考えるのはイマイチよくわかんないから、もうこのままの形、I'm flattered. で丸ごと覚えちゃえばそれでOK!です。わたし的に。ここのシーンではデートに誘われたアリゾナが「もう本当に超光栄で嬉しいわ。とってもね!」って言っている感じかな。super がついているから「超」光栄なんですね。アリゾナ、ハイパーな感じがカワイイ☆

さて、これも使われるシチュエーションを見るとだんだん使えるシーンがわかってくると思うので、今日も他の動画も見てみます。「ER 緊急救命室」から1分58秒辺りです。


ケリーとキム(エリザベス・ミッチェル)が食事をしているシーン。キムが「これで食事をするのは2回目ね。2回目の食事はデートだって考える人もいるわよね」(This is our second meal together. Some people might consider a second dinner a date.)って言ってます。さらに「私がゲイだって知ってるわよね?」(You do know I'm gay, right?)って聞いたキムに、ケリーが「もちろんよ。ゲイの友達もいるし、全然問題には思ってないわ」(Of course. I don't have a problem with that. I have gay friends.)って答えてます。キムはケリーもゲイだと思っていたので、そこでちょっと雰囲気がおかしくなって、ケリーは「間違った印象を与えたのならごめんなさい」(I'm so sorry if I gave you the wrong impression.)とか言ってます。

そしてその後でケリーが、 I'm really very flattered. って言ってます。ここもキムから好意を寄せられたことに対してケリーが「本当に本当に光栄で嬉しいわ」って言っている感じですね。ね?同じ形で出てきてますよね。super か、really very の違いはありますけど、これはただの強調だからなくてもいい部分だし。

さて次は「Lの世界」でシェーンを演じていたキャサリン・メーニッヒ(Kate Moennig)が、「This Just Out with Liz Feldman」っていうウェブ番組に出演した時の動画から、1分29秒辺りです。


ゲイのコメディアン、リズ・フェルドマンとケイトが飲みに出かけているっていうシチュエーション。リズはケイト自身とケイトが演じるシェーンの区別がついていないという設定。そしてリズは「シェーンとリズがデートしてるって言う噂があるんだけど」って言った後で「その噂についてどう思う?クレイジーじゃない!?」(What do you think about the rumor? Isn't that crazy?)ってケイトに聞いてます。

そこでのケイトの回答が、I'm absolutely flattered. です。リズと噂になるなんて「本当に光栄で嬉しいよ」みたいな感じですね。その後でも、I'm on a date with you? I'm so flattered. って言ってます。そっちも「私とリズがデートしてる、でしょ?本当に光栄だよ」って感じですね。

もう1つケイトが出演した「This Just Out with Liz Feldman」から41秒辺りです。


これちょうど上の動画の続きで、デートの後スタジオトークっていう場面。「デートどうだった?」って話をしていてリズが「今までで一番素敵な夜だった」(It was the best night in my life.)って言ったのに対して、ケイトが I'm super flattered. Super flattered. って言ってます。これは一番最初に取り上げた「グレイズ」の例と全く同じですねー。もう意味はわかりますよね?

ちなみにこの動画、19秒辺りと32秒辺りに以前取り上げた、Fair enough. も出てきていますよね。合わせてチェックしてみて下さい!

さてと今まで見てきたことを踏まえると、こんなセンテンスも意味がわかるようになったりしませんかー?ということで、「Celeb TV」の動画から43秒辺りです。


「アメリカン・アイドル」で今年準優勝したアダム・ランバート(Adam Lambert)。先日「Rolling Stone誌でゲイであることをカミングアウトしたばかりですが、その際に今年の優勝者であるクリス・アレン(Kris Allen)が唯一今年の出場者の中で自分のタイプだったのに、そのクリス(妻帯者です)とルームメイトにされて気が散っちゃったよ、と話しているそうです。そしてその件に関して、この動画で触れているのが次の部分。

When Idol winner, Kris Allen, heard Adam was crushing on him, even the happy-married straight guy was flattered.

もうわかりますよね?「アダムが自分に一目ぼれしてたことを聞いて、ストレートで幸せな結婚生活を送っているクリスでさえも、光栄に思った」って感じ。ね?I'm flattered.を知っていれば、自分が「光栄に思う」っていうパターンじゃなくても意味がわかるようになりますよね?

最後にflatter に関係する違う単語も見てみましょうかね。「Lの世界」から1分48秒辺りです。


これ、ちょうど今日取り上げたジェシカ・キャプショーが出ていたシーンですねー!偶然偶然。教授であるベット(ジェニファー・ビールズ)と学生のナディア(ジェシカ・キャプショー)が話をしているシーン。ナディアが肩が凝っているベットにマッサージ師を紹介しようとしたところ、ベットが「女性(マッサージ師)がいいの」(I'd prefer a woman.)と言ったので、ベットがゲイだと気づいたナディア。他の教授と彼の学生が関係を持っている話を始めてます。

ベットはビックリしてますが、ナディアは「私達、みんなオトナなんだし、大学みたいな世間から隔離された環境では、教師と生徒の間に恋愛関係が起こらない、なんて考えるのはバカげてます。」(We're all adults, Bette. I mean, in a cloistered environment like a university, it would be absurd to think that there weren't relationships between faculty and students.)って言ってます。ベットを名前で呼んでいるあたり、ナディアが誘っているのは明らか。そして「先生の大学で、先生と居たいと思っている学生が少なくとも20人はいるんですよ」(I know the students in your college have. I know at least 20 who would love to be with you.)とも。

そしてそれを聞いたベットが言っているのが、That's very flattering. です。今まで取り上げてきたのは動詞でしたけど、このflattering は形容詞。flatter の変化形ですね。いくつか意味があるんですけど、このケースみたいな感じで使われると「それは褒め過ぎだわ」とか「それはそれは恐縮だわ」みたいな意味になる表現。ものすごいお世辞を言われた時なんかに使えます。ここもベットが「それは褒めすぎだわ」って言っている感じですね。

ということで、これもついでに丸ごと覚えておいたら良いかも。

さて、今日取り上げたI'm flattered. 本当によく使われます。そういえば「アメリカン・アイドル」でいつもは超辛口の審査員のサイモン・コーウェル(Simon Cowell)からスタンディング・オベーションを受けたアダムが、そのことについてどう思う?って司会のライアン・シークレスト(Ryan Seacrest)から聞かれた時にも、I'm flattered.って言ってました。そりゃそうだ。サイモンがスタンディング・オベーションで褒めたのなんて見たことない気がするもんね!さすがアダム!!

というわけで、今日のこの表現も超使える表現だと思うのでバッチリ頭に入れちゃいましょう!!


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2009年6月17日水曜日

Should I be getting dressed or are we going back to bed?

秋の新ドラマのプロモが続々リリースされていますよー、っていうことはこの間も書いたんですけど、今日はそんな中から「The O.C.」でマリッサ役を演じていたミーシャ・バートン(Mischa Barton)が主演する新ドラマ、「The Beautiful Life:TBL」です。NYのアパートをシェアして住んでいるハイファッションモデル達を描いたドラマみたいなんですけど、ミーシャが主演なのかと思っていたらプロモを見る限りどうやら違いますね・・・。サラ・パクストン(Sara Paxton)が演じる、Rainaとベン・ホリングスワース(Ben Hollingsworth)演じるChrisという新しいモデル2人を中心に描かれてますよね。Rainaの過去とかがストーリーに関わってくるんでしょうけど。ミーシャの役はSonjaというキャラクターで、トップモデルでありながら6ヶ月間雲隠れして、またモデル界に復帰したもののトップであり続けることに苦戦する、みたいな設定らしいです。

プロモを見る限り華やかなのは間違いなさそうですが、どうなのかなー?ミーシャが久々にTVに復帰なので個人的には頑張って欲しいんですけど。ちなみにアシュトン・カッチャー(Ashton Kutcher)がプロデューサーなんですね。このドラマ。なんか意外。プロモ動画貼っておきまーす。




さてということで今日はミーシャ繋がりで「The O.C.」から下の動画、46秒辺りのこちらの表現を取り上げたいと思います。





"Should I be getting dressed or are we going back to bed?"


アレックス(オリヴィア・ワイルド)の所へ訪ねてきたセス(アダム・ブロディ)。アレックスの働くライブハウスでもう1度働かせて欲しいってお願いをしています。結果もう1度働けることになって、しかもお給料を前借したいって言ってます。そしてアレックスがそのお金を取りに行っている間に、お泊りしていたマリッサが出てきて言っているのが、今日取り上げたセリフ、Hey Alex, should I be getting dressed or are we going back to... bed? です。

注目したいのはget dressed の部分。これで「着替える」とか「支度する」「服を着る」っていう意味になる表現です。文法的に考えて覚えてもいいんですけど、もう丸ごとこの形で覚えちゃえばそれでOKかなって。ここはbe getting dressed って形ですけど、これは進行形になっているだけだからとにかくget dressed の形で丸ごと。意味的には「ねぇ、アレックス。着替えるべき?それともまたベットに戻る?」ってマリッサがアレックスに聞いている感じですね。

セスは一応アレックスの元彼なので、アレックスとマリッサが関係を持っていることに気づいて超ビックリしているっていうシーンです。アレックスに「マリッサのために僕と別れたの!?」(You broke up with me for Marissa.)って言ってますもんね。ちなみにその前に、Let me get this straight. って言ってますね。これも前に取り上げましたよね!覚えてますかー!?4月30日に取り上げているので、合わせてチェックチェック!!

さてと、今日の表現が他で使われている例も見てみましょう。「グレイズ・アナトミー」から3秒辺りです。




オペが入ったメレディス(エレン・ポンピオ)が、ルームメイトのSadieと病院に出かけようとしているところです。そこでSadieが「一緒に行くわ」(I'll come with you.)って言ってるんですが、その後に、I'll get dressed. って言ってます。これも「着替えるわ」とか「支度するわ」って意味ですよね。ね?丸ごと、get dressed っていう形で使われてます。

最後は「Lの世界」から3分32秒辺りです。




お父さんと話をしているベット(ジェニファー・ビールズ)。そこでベットが言っているのが、I do have to get back by 5:00 to get dressed. Tina's being honored. っていうセリフです。ここも同じく、「私、着替えるから5時までに帰らなきゃ。ティナが表彰されるの」って言っている感じ。ティナの表彰式に行くために、「着替える」「支度する」、って意味ですねー。

と、こんな感じでドラマにも頻出。もちろん、日常生活でもよく使います。「グレイズ」の例のI'll get dressed. 「じゃ、着替えるよー」とかよく言いますよね?日本語でも。I have to get dressed. で「着替えなくっちゃ」とか、It took me about forty minutes to get dressed. 「着替えるのに40分かかった」とかね、使い道は色々です。日常で超使える表現なので、このまま丸ごと覚えておくと良いと思います!


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2009年6月16日火曜日

Whatever.

ABC局のプロモが面白いんですよー!って何度か書いたんですが、実は昨日取り上げた「LOST」のシーンを模したパターンもあったりします。出演しているのは「デスパレートな妻たち」のスーザンことテリー・ハッチャー(Terri Hatcher)と、「ロスト」のジャックことマシュー・フォックス(Matthew Fox)。2人一緒にキッチンで料理をしているんですけど、「おたま、どこ?」(Where's the ladle?)って聞いたジャックに、スーザンが「アイランドの上よ」(It's on the island.)って言ってます。このisland は「島」って意味ではなく、「キッチンの中央にある調理台」って意味なんですけど、これを言われたジャックが「(島に)戻らなきゃ、ケイト」(We have to go back, Kate.)って島のこと思い出しちゃってるっていう、island っていう単語をうまく使ったCM。「ケイトって誰よ?」(Who's Kate?)っていう最後のスーザンの一言が絶妙ですね(笑)。

ちなみにこのCMで使われている「おたま」っていう意味のladle っていう単語、個人的に超思い出がある単語で。ネイティブとおたまじゃくしの話になって(なんで?って感じだけど(笑))、「おたま」を説明するために「ラドルだよ、ラドル。」って発音したんですけど通じなくて、「あ、じゃ、リドルかも」って言ってもますます「なぞなぞ(riddle)のこと?」って言われたりして通じなくて、最終的に「あー、レイドル(ladle)ね!」ってわかってもらうのにだいぶ時間がかかったんです。これ、単語を文字で覚えてて発音を知らなかったっていう典型的なパターン。おたま=ladle は知ってても、発音をしたことがなかったからどうやって発音される単語なのかは知らなかったんですよね。そういう意味でも「音」をちゃんと覚えるのは大事。聞いた時にも自分の思っている音と違えば、単語とその音が結びつかないから聞き取れないし。ということでladle の発音にも注目しつつ、プロモ見てみてくださいねー。あ、ちなみに「おたまじゃくし」は、tadpole って言います。ま、あんまり使い道ないですけどね(笑)。





さて、今日は「グレイズ・アナトミー」から下の動画、7秒辺りのこちらのセリフを取り上げます。





"Whatever."


彼氏であるデレク(パトリック・デンプシー)と一緒にある治療法を確立したメレディス(エレン・ポンピオ)なんですが、医学雑誌にはデレクの名前だけがクレジットされてメレディスは不満。そのことでデレクに文句を言ったところ、「君はまだレジデントで、赤ちゃんなんだからクレジットの資格はない」って言われて喧嘩になってしまいました。その後で、メレディスが親友のクリスティーナ(サンドラ・オー)とバーで飲んでいるというシーンです。

「デレクに私は赤ちゃんだって言われたわ。まだ学ぶことがたくさんあるって」(So Derek said that I was a baby. And that I had a lot to learn.)というメレディスにクリスティーナが言っているのが、今日取り上げたセリフです。Whatever という単語には、「~するものは何でも」とか「どんなことが何々しようとも」とか色々意味があるんですけど、今回のように一語で言い切っているみたいな形になると、「どうでもいい」とか「知ったことか」というような意味の表現になります。つまり、何かを話すのが面倒だとか、興味がないっていうことを示すための返事、みたいなイメージ。ここもクリスティーナがWhat? Ugh. Whatever. って言っているので、「何、それ。どうでもいいわ。そんなこと」って言っているようなイメージです。

この例だけ見てもなかなかイメージがつかみにくいかもしれないので、他の例もたくさん見てみようと思います。同じく「グレイズ・アナトミー」から9秒辺りです。




クリスティーナのところへオーウェン(ケヴィン・マキッド)がコーヒーを持ってやってきて、「今日友達が足りてないみたいだから、僕が代わりをしようかと思ってね」(Seems like you're short of a friend today, so I thought I'd fill in.)って声をかけています。この日、クリスティーナは親友のメレディスと大喧嘩をしたので、それでオーウェンが慰めに来ているイメージ。でも、それに対するクリスティーナの答えが、Whatever. Colleagues aren't friends, they're competitors. です。

このWhatever. も「どうでもいいわ。」とか「だから何?」って感じですよね。「同僚は友達じゃなくて、ライバルだから」って言ってます。この辺、クリスティーナっぽいなー、ほんと。キャリア優先。ま、実はやさしいんだけど。そして、このWhatever. 、クリスティーナが本当によく口にするセリフでもあります。

もう1つ、「グレイズ・アナトミー」から34秒辺りです。




クリスティーナのルームメイト、カリー(サラ・ラミレス)が家賃が払えないの、って言いに来てます。そして、アリゾナ(ジェシカ・キャプショー)との関係を父親に打ち明けて以来、家族と口をきいてもらえないとも言ってます。クリスティーナは「別れたって言ったらどう?誰と付き合うかなんて、そもそも他の人には関係ないんだし。でしょ?」(Well, why can't you just tell them you guys broke up? It's no ones business who you go out with anyway. Right?)って言ってます。そしてそれを聞いたカリーは「ほんとに嘘をつくべきだと思う?」(You really think I should lie?)ってクリスティーナに聞いてます。

そこでクリスティーナが言っているのが、I really think you should pay rent. But, you know, whatever. です。「ほんとに家賃を払うべきだと思うわ。でも、まぁどうでもいいわ」って感じですね。意味的には。カリーの悩みより、家賃が大事(笑)。クリスティーナ、ほんといいキャラしてます。

クリスティーナ三連発って感じだったので、次は「Lの世界」から58秒辺りです。




人はみんなつながっているっていう独自の理論を披露しているアリス(レイシャ・ヘイリー)が、自分とデイナ(エリン・ダニエルズ)がつながっていることを証明しようとしているシーンです。関係を持った人をチャートに書き込んでいって、アリスが「私とあんたがつながるのに、間に何人入っているか見てみようよ」(Let's see how many people it would take to link you and me.)って言ってます。

それに対するデイナのセリフが、Whatever, that's impossible. です。ここも「知ったこっちゃないわ。どうせそんなこと、不可能だから」って言っているようなイメージです。こう見てくると、Whatever. ってなんか相手にやる気なーく返事している感じのイメージですね。

もう1つ、「Lの世界」から41秒辺り。




乳がんへの認知を高めるためのイベントに参加している仲間達ですが、ティナ(ローレル・ホロマン)がジェニー(ミア・カーシュナー)とニキ(ケイト・フレンチ)がキスをしているのを見つけて焦ってます。ニキはハリウッドの超売れっ子女優で、ティナがプロデューサー、ジェニーがディレクターをつとめる映画に主演しているんですが、ニキがジェニーと恋愛関係にあること、つまりニキがゲイだということが世間にバレると大騒ぎになるのを恐れるニキのマネージャーから、ティナはそれがバレないようにするように固く言われているんです。

それなのにニキとジェニーはお構いなし。ジェニーのマネージャー、アデルに雑誌のカメラマンが惚れているだとか、アデルはゲイなのか?とか全然関係ないことを話し出すので、そこでティナが言っているのが、Shut up! Okay? Whatever. Fine. です。これも「いいから黙って!!どうでもいいわよ。そんなこと」みたいな感じかなって。あきれて会話を若干投げ出し気味な感じですよね?

その後も「ジェニーとニキが一緒にいるところを見られちゃいけないのよ」(But you guys are not supposed to be seen together. Okay?)っていうティナに、ニキは「道端でセックスするってわけじゃないし、大丈夫よ。サングラスすれば、誰も私に気づかないし」(It's not like we're gonna be having sex on the side of the road. Here. Look. I'll put these on and no one will recognize me.)って言ってますが、直後にニキだってバレてますけど(笑)。かわいそうな、ティナ(笑)。

最後は「CSI:科学捜査班」から27秒辺りです。




殺害された被害者の行動を把握すべく、被害者のTwitterを読んでいるアーチーとグレッグ。赤裸々に色々つづっている彼女のウェブ日記を見て、「プライバシーを大事にしない人もいるんだな」(Some people just don't value privacy.)というグレッグに、アーチーは「彼らはプライバシーなんて望んでない。秘密のないことを大事にしてるのさ」(They don't expect privacy. They value openness.)って言ってます。

そしてそれを聞いたグレッグが、Whatever. って言ってます。これも、そういう人たちのことにあきれたグレッグが、「どっちでもいいけど」とか「どっちでも関係ないけど」って言っている感じですかね、と思います。

と、こうやって見てくると何となく使われる状況がわかってくるのかなって思います。話をしている相手が前に何か言ったことに対して、それを受ける形で使われていて、しかもやる気なく返事しているというか、興味ない感じを醸し出しているというか、投げやりというかそんなイメージですよね。これも、よーく耳にする表現ですし、使えるシチュエーションも多いので、今日取り上げた動画を何度も見て是非使い方、覚えてしまってくださいね!


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