2009年7月14日火曜日

I don't even know what that means anymore.

今日は「ロスト」です。日本でももうすぐシーズン5が放送になるようで、本放送に先駆けてAXNのウェブサイトで「ロスト」シーズン5の第1話がオンライン配信中ですねー。いやー、シーズン5を見終わった今改めて見ると「おおっ!なるほど!」みたいなことがいっぱいだけど、これ最初に見た当時はそれまで以上に頭の中が???でいっぱいになったのを思い出しました(笑)。オンライン配信は7月20日までらしいので、興味がある人は急いでチェックチェック!

さてそんな「ロスト」から今日取り上げるのは、下の動画40秒辺りのこちらの表現です。



"I don't even know what that means anymore."


ソーヤー(ジョシュ・ホロウェイ)とジュリエット(エリザベス・ミッチェル)が島を離れることになり、潜水艦(?)の中で話をしているシーンです。島を離れ現実世界に戻ったら・・・っていう話をしている2人。ソーヤーが「現実世界に戻ったら、彼らには何の権限もない。だからどこに着いたとしても、俺たちは自由だ。」(They got no authority over us back in the real world. So once we dock wherever we dock, We're free.)と言ったのに対して、ジュリエットが「現実世界ね」(Real world..)と言った後で、今日取り上げたセリフを言っています。

これね、別に決まり文句ってわけでもないんですけど、このまま丸ごと I don't even know what that means. って使われることがかなり多くてよく耳にする表現なんですよね。ちょっと分解して考えてみると、I don't know で「わからない」って意味ですよね。じゃ、何がわからないか? what that means がわからないわけ。この what that means は、「それが意味すること」って訳せるので全部まとめて訳してみると「それが何を意味するのかわからない」ってことになります。even は強調として使われているのでそれを入れて訳してみると「それ(現実社会)が何を意味するのかすらわからないわ」ってジュリエットが言っているみたいな感じかなと思います。

あえて分解して見てみましたけど、今も書いたようにこのままの形で使われることが多いので、それではどういう状況で使われるのかをつかむ為に他の例も見てみたいと思います。「グレイズ・アナトミー」から40秒辺りです。


メレディス(エレン・ポンピオ)とデレク(パトリック・シェパード)が話をしてます。「うちに引っ越してこない?」(Do you wanna move in with me?)とデレクに聞いているメレディス。デレクは「一緒に住みたいの?」(You wanna live together?)って聞き返してます。メレディスが「もしイヤなら・・・」(Well I mean I could. I just ah.. If you don't want to...)って言いかけたところで、デレクは「いいよ」(Yes.)の返事。「もちろんだよ。心の準備は出来てる?」(Absolutely. Are you sure you're ready?)って聞いてます。元々デレクは2人の関係に乗り気だったけど、イマイチメレディスがデレクのことを信用し切れなかったり色々だったんで、デレクがメレディスに心構えを聞いている感じです。

それに対してメレディスが「幸せをつかむ為に恐怖に身を投げ出す覚悟よ」(I'm leaning into the fear to get a happy ending.)って言ったことに対して、デレクが I don't even know what that means. って言ってます。これも上の例と同じで「それがどういう意味かすら僕にはわからないよ」って言っている感じ。メレディスがやたら大げさなのでそれを若干皮肉りつつ、どういう意味だかわからないっていってる感じなのかな?

最後に「Lの世界」から3分21秒辺りです。ちょっと最初の1カットがなかなか刺激的ですが・・・。


アリス(レイシャ・ヘイリー)、ターシャ(ローズ・ローリンズ)、ヘレナ(レイチェル・シェリー)、パピ(ジャニナ・ガバンカー)の4人がアリスのベッドでみんなで話をしているシーンです。ヘレナがキャサリンと組んでポーカーに夢中で1千万円単位で大勝ちしてるんですけど、でも勝ったお金をキャサリンと均等に分けていないことを知ったアリスが、「あんたの取り分はどこ!?」(Where's your share?)って聞いてます。ヘレナは「私だってバカじゃないのよ。これはビジネスなの」(I'm not an idiot. We have a business arrangement.)と言って聞き耳持たず。アリスは「ちょっと考えた方がいいと思うけど」(I just think you should think about it for a second.)って言っていますが、そこでパピは「考えることないよ。誰かに夢中になっちゃったら仕方ない」(It's not about thinking, man, you know? That's just what happens when you're sprung.)って言ってます。

それを聞いたヘレナが、I'm not sprung! I don't even know what that means! って言ってます。「誰かに夢中になんてなってないわ!そもそもそれがどういう意味なのかわからないわ!」って感じ。ね?全く同じ形ですよね!?ヘレナはキャサリンの思うがままに操られている感じだし、自分でも実はそれがわかっているので、大げさに否定してますね。

ということでこうやって見てくると、なんとなくどういう状況で使われるか見えてきませんか?お決まりフレーズってわけじゃないけど、こんな感じで全く同じ形で色んなドラマで使われているところからも、よく使われる表現だっていうのはわかりますよねー?是非丸ごと、発音含め覚えて考えずとも口から飛び出てくるくらいにまでしてしまったらよいのでは!と思います。


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