2009年7月10日金曜日

This sucks.

今日は「Lの世界」です。このドラマでジェニーを演じていたミア・カーシュナー(Mia Kirshner)が、ドラマ「The Cleaner」にゲスト出演するらしいですよーということは以前に書いたと思いますが、ミアが出演するエピソードの予告編発見。


ミアは確か新星シンガーでドラッグ中毒って役だったはずで。この予告でも「いくつ飲んだんだ?」(How many did you take?)って言われたりしてますね。錠剤の薬でも大量摂取したんでしょうかね?ジェニーとはまた違う感じで、このミアが出演するエピソードだけでもいいので見てみたいなーなんて思いました!

さて、そんな「Lの世界」から今日取り上げるのは下の動画、1分8秒辺りのこちらの表現です。



"This sucks."


弟シェイが怪我をしてしまい、その治療費をカバーするために下着モデルをしたシェーン(キャサリン・メーニッヒ)が、映画のプレミアに参加しているシーンです。アリス(レイシャ・ヘイリー)とヘレナ(レイチェル・シェリー)と会場に着いてみると、自分の巨大な看板があったり、シェーンと同じ格好をしたモデルが2人登場したり。元々シェイの治療費のためだけにモデルを引き受けたシェーンは、こういうレッドカーペットでの扱われ方にも慣れていないし、そこでシェーンが言っているのが、This is crazy. This sucks. というセリフです。

注目したいのは、suck という単語。これ「口で吸う」っていう意味もあるんですけど、ここで使われているような例では「最悪だ」とか「最低だ」「嫌だ」「ひどい」とかそんな意味になる表現です。ここではシェーンがレッドカーペットで自分がスターであるかのように扱われていることに関して、「ほんとクレイジーだ。これって最悪だよ。」って言っている感じです。

これ、カジュアルっぽい表現なんですけど、もう超日常用語っていうかとにかく普通に使われてます。ということで使い方を覚えるために色々使用例を見ていきたいと思います。同じく「Lの世界」から55秒辺りです。


ベット(ジェニファー・ビールズ)のオープニングに来ているキット(パム・グリア)とヘレナ。ヘレナはせっかくディラン(アレクサンドラ・ヘディソン)とカップルになれたのに、ジェニー(ミア・カーシュナー)のせいでそれがぶち壊しになって精神不安定気味。アルコールへ逃亡中です。自分もアル中だった過去がある、へレナのビジネスパートナー、キットは何とかへレナを救い出そうとしてますがなかなか成功せず。このオープニングでもワイングラスを2つ同時に持っているヘレナをキットは心配してます。

「家に帰って、睡眠薬を飲んで寝るわ」(I'm gonna go home. I'll take a sleeping pill.)というヘレナを送り出したキットが一言、You know, love sucks. って言ってます。恋愛でボロボロになっているヘレナを見て、「恋愛なんて最悪ね」って言っている感じかなって。

どんどんいきますね。次も「Lの世界」から36秒辺りです。


キットのカフェのオープニングパーティにティナ(ローレル・ホロマン)が行こうとしないので、アリスがティナを誘いに来ているシーンです。ティナはパートナーのベットと別れたばかりなので、アリスは「ベットと会いたくないのはわかるけど、でもキットをサポートするためにそこにいなきゃ」(I mean, I know you don't wanna see Bette, but, we all have to be there to support Kit.)って言ってます。ティナは「提案書を今夜中に仕上げなければいけないし、ベットが出かけている間にモノを取りに行きたいし。だから行けないわ」(I'm sorry, I can't. I need to finish this grant proposal, and turn it in by tonight. Plus, I wanna go by the house and pick up some things while Bette isn't there.)って言ってます。

それを聞いたアリスが言っているのが、Remember how I used to tell you it would suck if you and Bette broke up? Well it does. というセリフです。「私が昔よくベットとティナが別れたら最悪だねって言ってたの覚えてる?ホントこれって最悪だわ」っていう感じですよね。上の2つの例は主語が3人称単数形だから、suck にs がついてsucks っていう形になっていて、ここは助動詞would の後ろにsuck が来ているからsuck は原型ですけど、使われ方は同じです。

あと、よくsuck を形容詞だと思っちゃうのか間違えてIt's sucks!って言っちゃう人いるんですけど、この使われ方でのsuck は動詞だから前にbe動詞が来ると動詞が重なることになっちゃっておかしいので、その辺注意です!!使い方、イメージついてきましたかね??今度は過去形パターン。「Lの世界」からばかりで申し訳ないんですが、今度は1分1秒辺りです。


トランスジェンダーであるマックス(ダニエラ・シー)が自分達と同じゲイコミュニティに入らない、という無神経発言をしたアリス。その件で自分の非を認め、マックスに謝罪をしています。さらにその自分の発言に関して、After I said that, I heard from one of our guestbian blogger, Kate Kendell, who's also the director of the National Center for Lesbian Rights, and she told me that I sucked and was full of shit for the same reasons. So, I am sorry. って言ってます。

意味的には「その発言の後、レズビアンゲストブロガーの1人で、ナショナル・レズビアン・ライツ・センターのディレクターでもあるケイト・ケンデルからも、同じ理由から、私が最低でたわごとばかり言っている人間だというコメントを頂きました。本当に申し訳ありません」という感じ。過去形でも同じように使えますね。

ということで、こんな感じでよく使われるこの表現。そういえば、初代アメリカン・アイドルの優勝者であるケリー・クラークソン(Kelly Clarkson)の歌にも「My life would suck without you」なんて歌がありましたね!これも同じsuck です。「あなたのいない人生なんて最低」ってことですね!知らない方は、歌詞をこちらでどうぞ。


これ、本当にいろんな使い方が出来ます。今の私なら、Having no money sucks! (お金がないのってほんと最悪!)って感じかな(笑)。Japanese politics suck! (日本の政治って最悪)とかね(笑)。話の相手が何か最低なエピソードを話してきた時なんかに、That really sucks!(それ、ほんと最悪だね!)って同調したりとか。映画の感想を聞かれて、That movie totally sucked!(あの映画、ホント最悪だったよ。)とか。とにかく使う場面は結構多いので、是非バッチリ使い方覚えちゃってくださいね!


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