2009年8月26日水曜日

Not to mention the very sick children.

ついに来ましたね。「グレイズ・アナトミー」最新シーズン、シーズン6のプロモ!但し、日本ではまだ未放送のシーズン5ががっつりネタバレしているプロモなので、知りたくない人は見ないでねー。


ドーン!!!こりゃ、かなり重いスタートになりそうですね・・・。ってシーズン5が終わった時からわかってはいたけども。シーズン6はメレディス役のエレン・ポンピオが実生活で妊娠中&出産休暇を取ったりもするみたいだし、その辺で色々制約もあるだろうから、なかなかどう進んでいくのか想像がつかなくて楽しみだなー☆

さてそんなわけで今日は「グレイズ・アナトミー」から3分3秒辺りのこちらの表現を取り上げます。



"Not to mention the very sick children."


アリゾナ(ジェシカ・キャプショー)と付き合っていることを父親に告げたところ、家に連れ帰ると言われてしまい動揺しているカリー(サラ・ラミレス)。あまりの動揺で、アリゾナの前でスペイン語で独り言を言う始末。困ったアリゾナが、カリーの親友であるマーク(エリック・デーン)を呼び出したという状況です。

「俺のこと、呼び出した?」(You paged me Robbins?)と言って現われたマークに、アリゾナが言っているのが今日取り上げた表現を含む、こちらのセリフ。 You're her best friend, and I am at a giant loss right now. Not to mention the very sick children. 注目したいのは、Not to mention という表現です。これで「~は言うまでもなく」とか「~はさておき」とか、前に話していた内容に「加えて」とか「しかもおまけに」みたいな意味になる表現です。

だからここでアリゾナが言っているのは、「あなたは彼女の親友だし、私は本当に途方に暮れちゃって。病気の子供たちもいるし」って感じ。アリゾナは小児科医なので、病気の子供たち=世話をしなければいけない患者さんたち、ってことです。つまりカリーの動揺ぶりをどうにも出来ないアリゾナが、マークに助けを求めて「自分ではどうにも出来ないし、看なければいけない患者さんたちもいるから(行かなくちゃ)」って言っているわけですね。マークも「行けよ。俺に任せろ」(Go, I got this.)って言ってますしね。

この not to mention もかなーり色々なドラマでよく耳にする表現です。これだけじゃ、よくわからなかったと思うので、早速他にはどんな場面で使われているかを確認してみましょうね。まずは「Lの世界」から58秒辺りです。


アリス(レイシャ・ヘイリー)の母親がシェーン(キャサリン・メーニッヒ)に迫ったっていう話を、シェーンとアリスがしているシーンです。アリスは最初は聞きたくないから歌ったりしてたんですけど(笑)、結局「詳細教えてよ!」(Oh, okay, please with the details!)って言ってます。そして続けて「どうしてうちの母親って、こうもほんとにだらしない変態なの!?」(God! Why's my mom such a slutty, slutty, chicken-chasing pervert?)って言ってます。

さらに、I mean, god, you know, not to mention a liar, because she said you came on to her, and she was just being polite! って言ってます。出ましたね。not to mention が。ここは「嘘つきなのは言うまでもないしね。だってあんたに迫られたから、ただ礼儀正しくしてただけだって言ったのよ!」って感じ。シェーンが迫ったとアリスには言っていたのに、実はアリスの母親からシェーンに迫ったって発覚したので、先に言っていた「だらしなくて変態」っていうことに加えてさらに「嘘つき」だって母親のことを言っている感じですね。

次は「CSI:NY」から4分29秒辺りのこちらのセリフです。


科学捜査班のメンバーの1人、リンジーが妊娠したんですがチームの他のメンバーにはそれをまだ打ち明けていない状態です。ただ、科学捜査ということで色々薬品等を使うこともあり、それが胎児に影響を与えるんじゃないかと不安で、同僚でラボの安全管理者のステラに、ニュージャージーのラボで働く友達が妊娠してそれを心配していると嘘をついて話を聞いているシーンです。リンジーは「彼女、薬品とか科学捜査の過程が赤ちゃんの成長の妨げになるからって心配してるんです」(Except she's nervous because, you know, all the chemicals and the processes that we do, you know, that could really harm the development of a baby, right?)って言ってます。

それに対してステラは「それは事実だけれど、他にもたくさん安全のための手順が準備されているわ。ゴーグルとか、フェイスシールドとかガスカバーとかね。」(That's true, but there's also so many different safety protocols in place: goggles, face shields. Fume hoods.)って言ってます。

さらに、I mean, not to mention all the training and retraining we have to go through. I'm sure she'll be fine. って言ってます。ここも「もちろん私たちがやってきたトレーニングの数々は言うまでもなくね。だから彼女は大丈夫だと思うわ」って感じですね。リンジー、一安心みたいな(笑)。

とこんな感じで今日のこの表現もとってもよく使われます。使い方自体はそれほど難しくないと思いますし、是非バッチリ覚えてしまって下さいねー。



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