2009年8月22日土曜日

My bad.

日本でも時々テレビでドラマのNG集みたいなものが放送されていますが、海外ドラマにも当然そのようなNG集が存在し、Bloopers とかGag Reels とかOuttakes なんて呼ばれ方をしてよくDVDの特典映像として収録されていたりします。もうすぐシーズン3が始まる「ゴシップガール」もシーズン2のDVDがリリースされ、そこにNG集が収録されているみたいで、今日はそちらの動画をご紹介。


俳優さんの素顔が覗けておもしろいですねー。ブレア役のレイトン・ミースター(Leighton Meester)とか役柄としてのブレアは超ビッチですけど、このNG集を見ているとオチャメでとっても可愛らしかったり、いっつもシリアスな顔をしているチャック(エド・ウエストウィック)のパパ、バート役ロバート・ジョン・バーク(Robert John Burke)もすっごくオチャメだったり、ダン役のペン・バッジェリー(Penn Badgley)はドラマの中ではいい子なのに、実際は口が悪くて汚い言葉をいっぱい使っていたりとか。

それから、面白かったのがチャック役のエドがチャックはアメリカ人っていう設定だからセリフはアメリカ英語で話しているのに、エド自身はイギリス人だからNGを出した瞬間にイギリス英語にスイッチしているところ(2分40秒辺りがわかりやすいです)。こうも簡単にアクセントがOn/Offするんだなーと思って。

そんなわけでせっかくなので今日はこの動画から表現取り上げてみようかと思います。3分11秒辺りのこちらの表現です。


"Sorry. Sorry. My bad."


チャックが数人の男性に囲まれているシーンを撮影中。男性の1人がチャック役のエドの顔に袋を被せようとしてますがうまく被せることができずにNGになってます。そこでそのNGを出してしまった彼が、言っているのが今日取り上げた表現です。注目したいのは、My bad. の部分。普通には、It's my fault. とか It's my mistake. となるんですが、これで「僕のミスだよ。ごめん」という感じで自分の犯したミスを認めて、そのミスを謝るような意味の表現です。

ただし、これは主に若い人が使うスラングで、一応ミスを認めてはいるんですけど、そのミス自体もう起こったことでどうしようもないし、次はもうやらないように気をつけるから許してね、みたいな意味が裏に含まれているそうで、普通は軽いミスに対してしか使わないし、人によっては謝られているとはとってくれない場合があるようなので、使い方には注意が必要です。

じゃ、そんなの紹介しないでよ!!って思うかもしれないですが(笑)、これがまた結構使われるんですよね。ということでどんな状況で使われているか見ながら、使い方を確認してみたいと思います。まずは「アントラージュ☆オレたちのハリウッド」にゲスト出演したジェイミー=リン・シグラー(Jamie-Lynn Sigler)のインタビューから、1分10秒辺りです。


このジェイミー=リンは「アントラージュ」でタートル役を演じているジェリー・フェレーラ(Jerry Ferrara)と「アントラージュ」のドラマ内で恋愛関係になる役を演じた後、実生活でも彼と付き合うようになったんですが、このインタビュアーは2人が実生活で付き合っていることは知らずにインタビューをしているんです。そしてこのジェリー・フェレーラって体格がよくて、というかぶっちゃけ太めなんですけど、このインタビュアーはドラマの中での2人の関係を踏まえて「実際の世界で、綺麗な女性が太った男性と付き合うことってあると思う?」(In real life, beautiful women do or would date fat dudes?)って聞いてるんです。

ジェイミー=リンはこのインタビュアーが当然自分とジェリーの実生活での関係を知ってて聞いてるって思ってたし、そんなこと聞かれてリアクションに困ってますよね。そこでジェイミー=リンは「もちろんよ。私は自分の彼が太っているとは思っていないけどね」(Yes. I don't think my boyfriend is in that category that you're saying, but yeah, I do.)ってジェリーのことをfatではないってことを言ってますが、このインタビュアーはこの時もまだ気づいていなくて。

彼はさらに「2人の関係のことを周りの友達や家族は何て言っているの?」(What's the feedback you get on this relationship from your friends and family?)って聞いてます。彼が意味しているのはドラマの中の2人の関係だけど、ジェイミー=リンは当然実生活の2人の関係を聞かれてると思って「ジェリーは、タートルではないし・・・」(I mean, Jerry is... He's not Turtle.)って言ったところでやっと何かがおかしいって気づいたインタビュアー。2人が実生活でも付き合っているってことを知り、「知らなかったよ」(I didn't know that.)と言って笑ってごまかした後に、My bad. って言ってます。

インタビューする相手のことは先に下調べしておきましょうね!って感じなんですけど(笑)、彼女の実生活での彼氏だとは知らずに、ジェリーのことをfatだと呼んでしまったことに対して、「私のミスだよ。ごめんね」って言っている感じです。これ、焦ったでしょうねー(笑)。

お次は「Dr.ハウス」のプロモから、38秒辺りです。


患者さんに注射を打ったハウス(ヒュー・ローリー)。患者さんが痛そうにしたところで、My bad. ですね。これはミスってわけではないんでしょうけど、「痛くしてごめんね」みたいなイメージかなって。でもハウスは性格的に患者に痛いことをしても謝るようなキャラクターではないから、謝る気がなくて My bad. って言っている感じ。「痛くしたけど、謝る気はないよ」的な。かるーく「ごめんね」くらいの感じですね。

最後は「ヴェロニカ・マーズ」でおなじみクリスティン・ベル(Kristen Bell)と、映画「トランスフォーマー」シリーズでおなじみで、ヒップホップグループのBlack Eyed Peas(ブラック・アイド・ピーズ)の紅一点ファーギーの旦那さんとしても有名なジョシュ・デュアメル(Josh Duhamel)が主演している映画、「When In Rome」の予告編から1分25秒辺りです。


クリスティン演じるベスの妹の結婚式で、ダンスを踊っていてウェイターの運んでいたグラスを蹴ってしまったニック(ジョシュ・デュアメル)。そのグラスが飛んで、電気がとんでしまってます。そこでニックが、That's my bad. って言ってます。このパターンみたいに、It's my bad. とか That's my bad. みたいに頭に It's や That's がつくケースも結構聞きます。これも同じで「僕のミスです。ごめんね」みたいな感じですよね。

そういえば今この予告見て思いましたけど、この映画にはクリスティンの実生活での彼氏、ダックス・シェパード(Dax Shepard)も出ているんですねー。ちなみに2分過ぎ辺りで服脱いでる彼です(笑)。全米公開は1月みたい。日本はDVD直行かなー。コメディだし。

そんなわけで今日のこの表現もかなり頻繁に使われる表現なので、是非使い方マスターしてみてくださいねー!!


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