2009年6月13日土曜日

Everyone's coming over 'cause we're all broke.

今日は「Lの世界」です。長く続くドラマが多いアメリカドラマでは、最終話でドラマ開始当初のシーンをセルフオマージュするようなことがよくありますが、「Lの世界」シーズン6の最終話でも実はそんなセルフオマージュが。先日取り上げた下の動画。これはシーズン1の第1話の動画だったんですがまずはこれを見て頂いて。


そしてこのシーンをオマージュした最終話のシーンがこちら。


朝帰りしたシェーン(キャサリン・メーニッヒ)が家の前に座っているベット(ジェニファー・ビールズ)とティナ(ローレル・ホロマン)と話をするシーン。最初の方はセリフもほとんど同じですね。ベットがシェーンに「こんなに朝早く何してるの?」って聞いて、シェーンが「帰るところだよ」って答えて、ベットが「どこから?」って聞くっていう一連の流れが。さらにベットとティナが仲良さそうなところを見てシェーンが2人をからかうところも。

こういうセルフオマージュはシーズン最初からのファンにはすごく嬉しいことですよね。ケイト、演技が上手になったなー!とかもわかりますしね(笑)。最近では「ER」も15年続いたドラマの最終回で、15年前のシーズン1のパイロットの1番最初のシーンをオマージュをしてましたしね。また機会があればご紹介しようかな。

ということで、今日はそんな「Lの世界」から下の動画、54秒辺りのこちらのセリフ。



"Everyone's coming over 'cause we're all broke."


アリス(レイシャ・ヘイリー)とターシャ(ローズ・ローリンズ)のカップルは最近ジェイミーという子と常に一緒に遊んでいて、その子がとってもいい子だし今彼女がいないヘレナ(レイチェル・シェリー)にピッタリじゃない!?っていうことで、4人でダブルデートっぽく食事をすることに。ジェイミーがアリスの家に来て、みんなでベジタリアンご飯を作るんだーってアリスがシェーンに説明してます。

そこでアリスが言っているのが今日取り上げたセリフ。取り上げるのは broke っていう単語。もちろん、break の過去形、でもあるわけですけど、それ以外に「一文無しの」「金欠の」っていう意味もあるんです。この単語。break の過去形のbroke はもちろん動詞なんですけど、今日取り上げた broke は形容詞です。って文法的な話はなるべくしたくないから、とりあえずまず今日取り上げたセリフの意味を見てみると、アリスが「みんな金欠だから、うちに来るんだー」って言っている感じ。お金ないから、お家パーティするんだよね、って言っているわけですね。

ちなみにこの直後にシェーンが、Helena's not broke. って言ってます。これも同じ使われ方をしていますよね?意味的には「ヘレナは金欠じゃないよ」って言っている感じ。ヘレナは財閥の娘なのでお金持ちなのです。使われ方自体は難しくないですよね!?でもこの表現もよーく耳にするし、よく使うのでバッチリ覚えちゃいましょう!!

ちなみにこのシーンのアリスとシェーンの会話、超面白いです。アリスの言っていることがメチャクチャ(笑)。 「ベジタリアンご飯作るんだ。私たち2人ともベジタリアンだなんてすごくない?」(We're gonna make like a vegetarian thing. Isn't that weird though that we're both vegetarian?)ってアリス言ってますけど、シェーンに「アリスはベジタリアンじゃないよね」(You're not vegetarian.)って言われてます。それに対するアリスの答えが「最近野菜いっぱい食べてるもん。必要以上の野菜を」(I have been eating so many vegetables lately like extra vegetables.)。野菜いっぱい食べたらベジタリアン、ってわけじゃないのに(笑)しかも、挙句へレナもターシャもベジタリアンじゃないっていう(笑)。アリスのこういうシーン、大好き☆

さて、他の使用例も見てみますね。「グレイズ・アナトミー」から4分19秒辺りです。この動画、またしても「グレイズ」のシーズン5のメジャーなストーリーラインがネタバレしているので、知りたくない方は5分辺り以降は見ちゃダメでーす!


これ先日、be supposed to を取り上げた時にも使った動画なんですけど、お付き合いを始めたカリー(サラ・ラミレス)とアリゾナ(ジェシカ・キャプショー)が初デートに四つ星レストランに行ったんですが、カリーがサラダだけ頼んでいそいそと帰ってしまったので、アリゾナが翌日ずっとカリーを問い詰めているっていう流れ。カリーは「おしゃれなレストランに行ったのよ。シアトルで一番の。私が頼んだサラダが26.95ドルで、あなたが頼んだワインが1本125ドル。私は前菜メニューを見ることすらできなかったの。だって頼めないって知ってたから。既に75ドル頼んでて、しかもサラダなんて好きでもないのに!」(We went to a fancy restaurant, the nicest restaurant in Seattle. The salad that I ordered, the salad cost $26.95. The wine that you ordered cost $125 a bottle. I didn't even look at the entrees because I knew I wasn't gonna be able to order one. Because, I was already out 75 bucks, and I don't even like salad.)って言ってます。さらに「そしてお会計は・・・」(And the bill came..)って言ったところで、アリゾナが「私が払ったわ・・・」(I paid.)って言ってます。

そこでさらにカリーが言っているのが「お会計の前に私が何をしていたかわかる?頭の中で計算してたの。75ドル払ったら、どうやって残りの週のご飯を食べようかって。だって75ドルなんて持ってないから。父親に勘当されて、父が銀行口座を空にしたから!」(Do you know what I was doing before they brought over the check? I was counting in my head, trying to figure out how I was going to buy food for the rest of the week if my half was 75 bucks, because I don't have 75 bucks, because my father disowned me. And, has cleared out my bank account.)です。お父さんにアリゾナと付き合っているって言ったことで、勘当されちゃったんですね、カリー・・・。可哀想・・・。

そして、 I am broke, and I am exhausted Arizona. って言ってます。もう意味はわかりますよね?「私、一文無しなの。そして疲れきってるの、アリゾナ」って感じかな。ていうかカリー、先にそれ言えばよかったんじゃない!?って思ってしまったけど・・・。ねぇ・・・。

さて、最後は私が大好きなティナ・フェイが「30 Rock」でSAG Awardsの主演女優賞(コメディ部門)を獲得した時の受賞スピーチから。3分21秒辺りです。


ティナ・フェイってどんなAwards でもいっつも一番面白いスピーチをするんですけど。わたし的に。今回もいつも通り素晴らしいスピーチ。ティナは自分の娘(多分、4・5歳)に言及して、「アリスが辛抱強くいてくれることに感謝します。そしていつか彼女が「30 Rock」の再放送をインターネットで見るような年頃になったら、母が毎日朝6時にどこへ行っていたのかわかると思います。」(And I want to thank Alice for her patience. And some day she’ll be old enough to watch “30 Rock” reruns on the Internet, and understand where mommy was going at 6 a.m. every day, for all that time.)って言ってます。

そしてその後に、 And she’ll look up at me and say, 'What do you mean you don’t get residuals for this?' I love you, Alice. Take care of me when I’m old and broke! って言ってスピーチを締めくくってます。ね?また最後に、broke が使われてますよね!?これも「一文無しの」って意味ですよね。文全体としては、「そして彼女が私を見て「『これの再使用料がもらえないってどういう意味?』って言うでしょうね。アリス、愛してるわ。私が年を取って一文無しになったら、面倒見てね!」って感じ。

通常ドラマが再放送がされると使用料が出演者に入ると思うんですけど(ティナは脚本も書いているからそっちも)、インターネットでの使用に関してはその辺がまだ曖昧らしくて。その辺、皮肉りつつ笑いを取ってる感じかなって。

これ以外にもこの前の部分で、「娘がメイクをして「私、オバマに似てる」って言うんです。どこから有名な政治家に似ているといいっていう考えを得たのかはわからないんだけど。」(And—and sometimes just putting on pretend makeup in the mirror. And she’ll turn to me and say, 'I look like Barack Obama.' She has somehow gotten it in her head that it’s a good thing to resemble a famous politician. I don’t know where she got that idea.)って言ってますけど、ティナってアメリカ大統領選で共和党の副大統領候補だったサラ・ペイリンのモノマネで去年大人気だったんですよね。だから、ティナの娘さんは当然彼女から政治家に似ていると良い、っていうアイディアを得たに違いないんだけど(笑)。

あー、ティナ・フェイってほんとに知的だし、いつ見ても面白いし、ほんと大好き☆日本でももっと人気が出て、情報がどんどん入ってくるようになるといいのになー!

ということで、今日取り上げた表現もよく聞くし、私もよくI wanna go, but I can't 'cause I'm broke. とかね、友達に何かに誘われた時なんかに使います。「行きたいけど、行けないんだよー。お金なくて」みたいな感じでね。とってもよく使う表現なので、使い方含めバッチリ覚えてしまいましょう!!


いつもありがとうございます!少しでも勉強になったよ!!という方は、励みになりますのでぜひ応援クリックお願い致します!!
にほんブログ村 英語ブログ 英語リスニングへ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿