2009年6月1日月曜日

It's pretty much the worst birthday, ever.

今日は「ゴシップガール」です。このドラマにチャック役で出演しているエド・ウェストウィック(Ed Westwick)。チャックはNYのアッパーイーストサイドに住むおぼっちゃん、という設定なのでもちろんアメリカ人なんですが、演じるエドは実はイギリス人。ということで、普段しゃべっている時は英語もイギリスアクセントなんですが、ドラマの中ではアメリカアクセントでしゃべってます。私、エドがイギリス人だって知るまで、「ゴシップ」を見ているだけでは全くそれに気づいてなかったです。すごく上手ー。アメリカアクセント。

ちょうどエドがネイト役のチェイス・クロフォード(Chace Crawford)と一緒に「The View」に出演した時のインタビューがあるんですけど、その中で司会の1人、ウーピー・ゴールドバーグ(Whoopi Goldberg)も「あなたがイギリス人だって気づかなかったわ」って言って褒めてますね。そしてエドが司会のバーバラ・ウォルターズ(Barbara Walters)に言われて What do you want me to say? (僕に何を言って欲しいんだい?)ってフレーズをアメリカアクセント(2分10秒)とイギリスアクセント(2分16秒)の両方で言ってます。音の違いを確認できると思うので参考までに確認してみてくださいねー。




さて、そんな「ゴシップガール」から今日取り上げるのは下の動画、10秒辺りのこちらのセリフ。




"It's pretty much the worst birthday, ever."


誕生日なのに彼氏ネイトから電話が来ず、がっかりしているブレア(レイトン・ミースター)。そこへチャックが現れます。「今はそんな気分じゃないのよ。チャック」(I'm not in the mood, Chuck.)というブレア。その後に続けて言っているのが今日取り上げたセリフです。

注目したいのはpretty much の部分。これは「だいたい」とか「ほとんど」とか「まさに」というような意味になる表現です。almost とか、nearly とかと同じような意味かな。ここのブレアのセリフは「今までで最悪な誕生日って感じ」って言っているイメージかな。「最悪な誕生日」って言い切ってるわけじゃないけど、でも「ほぼ最悪な誕生日」って言ってるみたいな感じ。

ちなみにこのシーンで以前取り上げた、deserve が使われていますね。チャックが、Something this beautiful deserves to be seen on someone worthy of its beauty. って言ってます。「こんなに綺麗なものは、その美しさに値する誰かにつけてもらうべきなんだ」みたいな感じ?どんだけキザなんでしょ?高校生のくせにー(笑)。合わせて確認してみてくださいね。

ということで、このpretty much ものすっごくよく聞く表現です。これもいくつか例を見ることで使われ方がわかってくると思うので、他の例も取り上げてみます。まずは「The O.C.」から2分39秒辺りです。



アレックス(オリヴィア・ワイルド)と付き合い始めたマリッサ(ミーシャ・バートン)ですが、そのことを親友のサマー(レイチェル・ビルソン)に打ち明けることも出来ずに悩み中。アレックスは自分の友達にマリッサを会わせようとしてますが、マリッサは親と過ごさなきゃいけないから、と行って帰ってしまってます。そして夜再度現れたマリッサに対して、アレックスが「ケイレブ(マリッサの義理父)のパーティはどうだった?」(How was Caleb's?)って聞いてます。それに対するマリッサの返事が、Pretty much awful. です。これも「まさに最悪って感じ」っていってるようなイメージかな。

さて、この動画にも過去に取り上げた表現がいくつか。 no big deal が41秒辺り(It's no big deal.)、freak out が2分1秒辺り(I understand if your freaked out.)が出てきていますねー。freak out は後半にも何度か出てきています。そちらも合わせて復習。復習。

他の例も見てみますね。「フルハウス」から54秒辺り。



喧嘩をしていてパパ、ダニーの部屋の壁に穴を開けてしまったDJとステファニー。それがダニーにばれない様にするため、妹のミシェルにダニーの足止めをさせています。「お姉ちゃんたちは何も悪いことはしてないよー」(They're not doing anything wrong.)って言うミシェルに、パパであるダニーは、That pretty much means they are, doesn't it? って言ってます。「それはほとんど、悪いことしてる、って意味だね」っていう意味ですねー。それにしても、ミシェルが可愛すぎるー!!チアしたり、目を閉じて電話番号言えるよ!って言ったり。歌も歌うし(笑)。芸達者だなー。

さて最後は「グレイズ・アナトミー」から8秒辺りです。



これはこのエピソードのオープニングの部分ですね。ということで特に背景は無し。 I am a rock. I am an island. That's the mantra to pretty much every surgeon that I've ever met. っていうセリフですけど、意味は「『私は岩』『私は島』。これが私が会ったほとんど全ての外科医にとっての呪文だ」って感じですかね。ここもpretty much が付くことで「全員(everyone)」って言い切ってるわけじゃないけど、「ほとんど全員」っていう意味になってますね。

こう見てくると、pretty much が無くても文章としては成り立つんですけど、pretty much が付くことで言い切りを避けてちょっとぼかす感じが出るんだなーってことがわかりますね。I like everyone. って言ったら「私は全ての人が好き」って意味だけど、I like pretty much everyone. って言ったら「ほとんど全ての人が好き」って意味で、中には好きじゃない人もいるんだろうなーってことが想像できるっていうか。そういう意味じゃ、結構便利な表現だしみんなよく使う気がします。 ということで、覚えておくと使い勝手が良い表現だと思うので、是非バッチリ頭に入れちゃってくださいね。


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