2009年6月24日水曜日

I'm sick of you guys, period.

今日は「フリークス学園」です。視聴率が振るわずわずか1シーズンでキャンセルされたにも関わらず、カルト的な人気を誇るこのドラマ。出演者が揃いも揃って大出世してるんですよーって以前にも書いたことがありますが、さらに面白いのがこのドラマに出ていたメンバー、スタッフで今も映画作りをしているっていう点です。このドラマをプロデュースしていた、ジャド・アパトー(Jadd Apatow)は日本でもヒットした「40歳の童貞男」(脚本も担当)の監督なんですが、さらに「無ケーカクの命中男/ノックトアップ」という映画でも監督を担当。ヒロインは「グレイズ・アナトミー」のイジー役でおなじみのキャサリン・ハイグル(Katherine Heigl)。そして相手役がこの「フリークス学園」にケン役で出演していたセス・ローゲン(Seth Rogen)。さらにそのセスの友達役で、同じく「フリークス学園」でニックを演じていたジェーソン・シーゲル(Jason Segel)と、ビル役だったマーティン・スター(Martin Starr)が出演。そしてダニエル役を演じていたジェームズ・フランコ(James Franco)も彼自身の役で出演してます。

他にも「スモーキング・ハイ」「スーパーバッド 童貞ウォーズ」「寝取られ男のラブ♂バカンス」などにも、主要メンバーとしてこの辺の役者さんが出演していて、これだけ見てもこの「フリークス学園」が、今こうやって大人気になっていっているコメディドラマのベースになっていることがわかります。これだけのメンバーが揃っていたんだから、それは伝説のドラマ!と言われるのもわかるってものですねー。日本でDVD発売がされていないのが、本当に残念な限りです・・・。見たい人、いっぱいいると思うのになー。

さてそんな「フリークス学園」から今日取り上げるのは、下の動画53秒辺りのこちらのセリフ。



"I'm sick of you guys, period."


仲間と一緒に遊んでいる時に、父親の車をクラッシュさせてしまったリンジー(リンダ・カーデリーニ)。仲間にそそのかされて車を持ち出した上での事故で、いつもこの仲間達のせいでトラブルに巻き込まれると思ったリンジーは、優等生だった過去の自分に戻ろうとして服装も優等生な服を着て学校へ行き、自分をトラブルに巻き込んだ仲間と話をしているシーンです。

服装をからかわれた挙句、「今晩パーティあるけど?」(If it makes you feel any better, the party got moved till tonight.)ってダニエル(ジェームス・フランコ)がリンジーを誘っていますが、リンジーは外出禁止にされているので行けないって言ってます。さらに「あなたたちがいつも私をトラブルに巻き込むのには本当にうんざり!」(I'm sick of you guys getting me in trouble all the time.)と言っています。I'm sick of ~、って以前取り上げましたよね!?「~にはうんざり」って意味でしたよね?忘れちゃった人は4月27日の記事で復習してくださいね!

このセリフに続けてリンジーが言っているのが、今日取り上げたセリフです。注目したいのは、最後のperiod! の部分。period ってもちろん文の最後につけるこのマーク→「.」 のこと。このマークのことをあえて口に出すことで、「以上」とか「以上終わり」「議論はこれでおしまい」とかいう意味になります。これ以上の議論は不可能とか望まない時なんかに使われます。ここでもリンジーが「あなた達にはほんとうんざりなの!以上!」って友達をバッサリ切っている感じですね。

ちなみにその後でダニエルが、Maybe you're just on your period. って言ってますけど、ここのperiod は「生理」って意味ですのでお間違えなく。リンジーにperiod! って言われたダニエルが、その単語を別の意味で使って「多分ただ生理中なだけだよ」って言った感じ。そりゃ、リンジーがさらにキレるわ(笑)。

ちなみにこの動画、今まで取り上げてきた表現が満載です。25秒にpissed(Was he pissed?)、35秒にYou know what?、38秒にgrounded('cause now I'm grounded,)、44秒にWhy don't you ~?(Why don't you go to hell?)、1分5秒にfigure out(You figured it out.)って感じ。全部これまでに取り上げてきた表現なので、合わせて復習復習!

これもよーく使われるので、他の例もみながら使われ方確認してみたいと思います。次はダンスリアリティ番組、「So You Think You Can Dance」から4分31秒辺りです。


毎週ペアで与えられたダンスを披露して、全米からの電話投票でコンペティションが行なわれる「アメリカン・アイドル」のダンス版のようなこの番組。MaxとKaylaというペアがダンスを披露してその後で審査員からコメントを受けています。そこで審査員の1人、Lil' Cが言っているのがこちらのコメント。

Kayla, I have nothing to say to you. You're amazing, period. これも同じですね。Kaylaのダンスが素晴らしかったことを褒めて、「Kayla、君には何も言うことはないよ。素晴らしかった。以上。」って言っている感じですねー。これ以上ない褒め言葉って感じですよね!?だって「言うことなし!」なわけだから。

最後は「Lの世界」でベット役を演じているジェニファー・ビールズ(Jennifer Beals)が、フィリス役のシビル・シェパード(Cybill Shepherd)と一緒に、トークショーの「The View」にゲスト出演した時のインタビューから4分56秒辺りです。


司会の1人から「ゲイの人たちだけじゃなくて、ストレートの女性達もこのドラマに夢中になっている人がいっぱいいますけど、そのことに驚いていますか?それってどういうことなんでしょう?」って聞かれたジェニファーが、Not really, because there's the power in female friendships, period. って答えてます。ここも「驚いてはいないわ。女性の友情に力があるってだけだわ」って感じかな。要は女性の友情を描いていることがゲイだけではなく、ストレートの女性達からも支持されている要因っていうことを言っている感じですね。そして、それが理由の全て!って言い切っているような感じですね。

あー、それにしてもこのインタビュー、インタビュアーの質問がくだらなすぎてイライラしちゃう(笑)。でもそれをうまーく受け流しているジェニファーが知的で超素敵!!ほんと綺麗だな~、ジェニファー☆

こうやって見てくると、言い切りでバシッと自分の意見を言うような時、これ以上はなにも言うことがない、それが全てだよ、というような時に使われているのがわかりますよね。ドラマや映画にもよーく出てくる表現なので、これも使い方覚えておくときっと役に立つと思います!


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