2009年5月16日土曜日

Not on purpose anyway.

「グレイズ・アナトミー」シーズン5のFinaleを見終わったんですが・・・。あのー、なんていうか、ショック・・・。言葉がありません・・・。「Lost」の最終回に引き続いて、泣いた&最後の5分で「OMG!!」と思わず口にした、です。まさかこんな展開とはね。全く予想せず、でした。「グレイズ」のシーズン4の最終回は、みんながハッピーな感じで見ていて幸せな気持ちになったのに、今回は、It was one of the most depressing episodes ever. (今までで一番重苦しいエピソードのうちの1つでした)って感じかな。メレディス&デレクの幸せでカワイイシーンとかもあったけど、最後の5分のインパクトが強すぎて・・・。まぁだからこそ、こんなエピソードを作れる脚本家というか作り手側は素晴らしいなと思ったりもしたんですけど、見る側としてはこんな風に宙ぶらりんにされると、Grrr.... (あ゛ーーーーっ!!!)ってなりますね。

やっぱりアメリカドラマの最終回って、そのシーズンを最後に降板が決まっているキャラクターが番組を去る(死んだり、引っ越したり etc..)ってことも多いし、次のシーズンの出演交渉がまとまってないと、出演か降板かどっちにでも出来るような終わり方させたりもするんだろうから、ある程度ドラマティックになるのは仕方ないけど、それにしてもcliff hangers (続きが気になる場面で終わる連続ドラマ)が多すぎるよー!!今シーズンのフィナーレは「ロスト」も「グレイズ」も「CSI:NY」も全部そんな感じ。ほんとに次のシーズンが待ち遠しいです!!てことは、まんまと制作側の思惑に乗せられてるってことだけど(笑)。

ということでこれだけ「グレイズ・アナトミー」のことを書いて、そのドラマを取り上げないのもなんなので(笑)、今日は「グレイズ・アナトミー」から下の動画、1分38秒辺りのこちらのセリフを取り上げたいと思います。




"Derek is the kind of guy I just knew he wouldn't hurt me. Not on purpose anyway."


デレク(パトリック・デンプシー)の元妻アディソン(ケイト・ウォルシュ)がまだシアトル・グレース病院にいた頃、デレクとフィンの間で悩むメレディス(エレン・ポンピオ)から「どうしてデレクがその人だってわかったの?」(How did you know derek was the one?)って聞かれているシーンです。そこでアディソンは「わからなかったわ。ただデレクは、私のことを傷つけたりする人じゃない、ってことだけはわかってたわ」(I didn't know. I just, Derek is the kind of guy, i just knew he wouldn't hurt me.) と答えています。注目したいのはこのセリフの後の、Not on purpose anyway. Not the way I hurt him. って部分。

ポイントはon purpose です。purpose っていうと「目的」とか「意図」みたいな意味の単語ですけど、このon purpose というのは「故意に」とか「わざと」という意味になる表現。なので、アディソンは「いずれにせよ、故意にはね。(Not on purpose anyway.)私がデレクを傷つけたようには。(Not the way I hurt him.)」って言っている感じになりますね。まぁ、ってことは暗に故意にではなかったけど、デレクに傷つけられた、ってのが感じ取れるセリフですけどね。でもそもそもデレクとアディソンがダメになったのは、アディソンがデレクの親友、マークと浮気したのが原因だから、アディソンの方が悪いんですけどね・・・。

さてと、このon purpose もよく使われる表現なので他の例も見てみます。「ブラザーズ&シスターズ」から4秒辺りです。



ちょうど前ふりが全くない動画なのでちょっと背景を説明すると、Thanksgiving(感謝祭)は家族で集まってお祝いするのが恒例なのに、兄妹がみんなパートナーの家のThanksgivingに参加するので、自分の家の感謝祭に参加出来ないということが判明し、唯一シングルの長女サラに参加出来ない、ってことを打ち明けているシーンです。サラは「あなたたち、ほんとありえない!!」っていうリアクションなので、そこで長男トーマスがNobody did this on purpose. って言ってます。「誰もわざとこうしたわけじゃないんだよ」って感じですかね。ま、サラは信じてませんけど、ほんとに偶然みんな参加しないのは自分だけだろう、と思ってただけなんですけどね。

にしてもみんなが感謝祭に参加できないことを誰が母親に伝えるか、っていうくじ引きだけでこんなに盛り上がれるこの兄妹はなんかカワイイ☆

さて、他の例も見ておきますね。女優のエレン・ペイジが「エレン・デジェネレス・ショー」にトークゲストで出演した時の動画から51秒辺りです。



これ、エレンが映画「ジュノ」でアカデミー主演女優賞にノミネートされた当時のインタビューなので、オスカーの授賞式が近づいてナーバスになってない?って聞かれたエレンが、ナーバスだからヘンな夢見たのって言ってその見た夢を説明してます。その夢っていうのが「授賞式に急いでストラップのない、赤い素敵なドレスを着て行くんだけど、授賞式にものすごく遅刻してしまって。新人なのに、それってヤバイでしょ!?それで下を向くと、ストラップのないドレスなのにスポーツブラをしてるの」(So we throw on a dress, and it's strapless and dark red, a lovely dress. I get to the Oscars, and I'm totally late. I'm like the new kid who shows up really late. Not, not cool. And I look down and at the strapless dress, and I'm wearing a sports bra!)って夢(笑)。

そこでエレン・デジェネレスが言っているのがYou could act like it was on purpose. (わざとそうしてるかのように振舞えばいいのよ)です。ね、on purpose、ここにも出てきています。司会のエレン(2人共エレンだからどっちがどっちかわかりにくいですね 笑)はその後で「みんな真似するから。特にオスカーを獲ったら、あなたのすることは何でも真似するわよ!」(People will follow you, especially if you win, they will do anything you do!)って言ってますね。

私、エレン・ペイジ、大好きなんですよねー。funnyで頭の回転が早い感じが。気取ったところがなくて話し方とかも、本当にその辺にいる若いカナディアン、って感じですもんね。カワイイ☆彼女の出る映画はハズレが少ないので、そんなところも好きです。

と、こんな感じでon purpose、使い方も難しくないですし、よく使う表現なのでこれも丸ごとこの形で覚えてしまいましょう!!


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