2009年9月1日火曜日

All I know is I dodged a bullet.

最近秋開始のドラマのプロモが続々と公開されていて嬉しい限りなんですが、そんな中「CSI:NY」シーズン6のプロモも公開になりました。シーズン5のフィナーレがかなりのクリフハンガーぶりだったので、超楽しみにしてたんですがこのプロモを見たらますますOh My Gosh!! ってなりました・・・。いやー、見逃せないわ、これは。ほんとに楽しみなドラマが多すぎてワクワクしちゃう!


そんなわけで今日はCSIシリーズから、「CSI:科学捜査班」の動画より1分辺りのこちらの表現を取り上げたいと思います。



"All I know is I dodged a bullet."


捜査員の1人、キャサリン(マージ・ヘルゲンバーガー)が若い頃に知り合いだったギャングの大物絡みの事件があり、キャサリンがその当時の話を同僚のウォリック(ゲイリー・ドゥーダン)にしているシーンです。その大物から16歳の時に誘われたキャサリン。約束の時間に「自分は行ったけど、彼は来なかった」(I showed, he didn't.)って言ってます。それを聞いたウォリックは「君は16歳でセクシーで乗り気だったのに、奴はすっぽかしたの?」(You were sixteen, hot and ready, and he stood you up?)って聞いてます。それに対するキャサリンの返事が今日取り上げたセリフです。

注目したいのは、dodge a bullet という部分。dodge は「素早く身をかわす」という意味。ドッジボールのドッジですよね。bullet は弾丸。ということで直訳すれば「弾丸をかわす」「弾丸をよける」という意味です。もちろんこの直訳の意味もあるんですが、それが転じて「問題を回避する」とか「悲惨な結果を免れる」という意味でよく使われる表現です。このシーンでは、キャサリンを誘ったギャングの大物は事件に巻き込まれたけど、キャサリンは誘いに乗ったけど彼が現われなかったので事件に巻き込まれずに済んだので、そのことを「私がわかってるのは、私は惨事を免れたってことだけだわ」って言っている感じです。

面白い表現ですよね!?ちょくちょく耳にする表現なので、もう1つくらい例を見て使われ方を確認してみましょう。次は「Lの世界」から30秒辺りです。


養子縁組の話をしに行ったティナ(ローレル・ホロマン)とベット(ジェニファー・ビールズ)のカップルですが、子供を養子に出す母親の両親から同性カップルということで反対を受け、養子縁組が破談に。ホテルに戻った2人がその件について話をしているシーンです。「そんなにガッカリしないで。まだ養子縁組リストには載っているんだし。私たちの家族になるべき赤ちゃんがきっと見つかるわ」(Don't be discouraged. We're still on the list. I'm sure we'll find the baby who's meant to be a part of our family.)というティナに、ベットは「ただ彼らの無知さにビックリしただけよ」(I'm just stunned by the ignorance.)と言ってます。養子の子供の母親の両親が、同性カップルであることを理由に養子縁組を認めなかったことを指して無知だと言っているわけです。

ティナはそこで「これがアメリカの地方の現実よ」(Yeah, well, welcome to the rest of America.)って言ってます。ティナたちが住むLAは同性愛カップルなども多く住むリベラルな地域ですが、アメリカでも地方へ行けばまだまだ同性愛に反対する人たちも多くいるので、そのことを言っているわけですね。そしてそこでベットが言っているのが、I think maybe we've dodged a bullet. というセリフです。これも上の例と同じで「私たち、難を逃れたのかもしれないわ」っていう感じ。

その後のベットが話していることによると、同性愛に反対の人がいるような家庭から養子をもらっても、赤ちゃんには遺伝子にその家庭の考え方などが組み込まれているものだし、そういう考え方にアンジェリカ(ベットとティナの子供。イヤホン聞いてる子です)をさらしたくない、つまり今回の養子縁組がうまくいかなかった事でそういった状況を回避出来たんじゃないかって言っているわけです。ま、その後で結局養子の子の母親が2人を訪ねてきて、親が何と言おうと子供を2人のところで育てて欲しいって言ってますけどね。

さてこの表現を踏まえると例えばこの「Lの世界」の動画、11秒辺りの表現とかも意味が想像つくようになったりするのかも。


朝帰りしたシェーン(キャサリン・メーニッヒ)が、ティナとベットがくつろいでいる所を通りかかるシーンです。ベットに「こんなに朝早くから何してるの?」(What are you doing out so early?)と聞かれたシェーンは「家に帰るんだ」(Going home.)って言ってます。そこでベットから「どこから?」(From?)って聞かれていますが、シェーンはそれには笑って答えず、改装中だったベットとティナの家について「改装が終わったなんて信じられないよ。素晴らしい出来栄えだね」(I can’t believe this is finished. It looks incredible.)って話をそらしてます。

そこでベットが言っているのが、Nice dodge. というセリフ。「うまくよけたわね」「うまくごまかしたわね」みたいな感じです。ベットから突っ込まれたけど、話を変えることでシェーンがうまくそれをごまかしたから、そのことを指してベットが言っているわけです。同じ意味のdodgeが使われてますよね。

そんなわけでちょっと余談も挟みつつ、今日のこちらの表現もドラマなどでちょくちょく耳にする表現なので是非バッチリ頭に入れちゃってくださいねー!


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